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Jacob Diamond(ヤコブ ダイヤモンド)184.5ct

Jacob Diamond(ヤコブ ダイヤモンド)184.5ct

 
ダイヤモンド発見に
 
まつわる逸話は
 
諸説様々ありますが、
 
ひとつの起源をたどれば
 
旧約聖書まで遡ると
 
言われています。
 
その頃は今のような
 
研磨技術もない価値も
 
不確かな硬い鉱物と
 
いった認識だったそうです。
 
その後古代ローマ時代に
 
入っても今のような
 
研磨された光り輝く
 
ダイヤモンドとしての
 
認識はありませんでしたが、
 
そのあまりの硬度に
 
神秘性を感じ、厄除けとして
 
広まっていきました。
 
その時代の事を書き記した
 
文献には当時は
 
ダイヤモンドではなく
 
「アダマス(Adamas)」と
 
呼ばれていたようです。
 
アダマスはギリシャ語で
 
何事にも屈しない、
 
征服できないといった
 
意味があるそうです。
 
そこから徐々に
 
ダイヤモンドと
 
呼ばれるようになりました。
 
現在ではダイヤモンドは
 
最も硬い鉱物であると
 
同時に最も高価な宝石と
 
して世界中に知られていますが、
 
元はルビーやエメラルドなど
 
よりも価値が低い物
 
だったそうです。
 
研磨技術が発達し、輝きを
 
手に入れたダイヤモンドは
 
いつしか他の宝石とは違うと
 
一気にトップの座まで
 
登りつめました。
 
一番評価の高い宝石は
 
ダイヤモンドになります。
 
長い歴史を持つ
 
ダイヤモンドはこれまでに
 
数多く発見されています。
 
主にインドや南アフリカ
 
などで発見されていますが、
 
その中で歴史上たった
 
2回の研磨しか施されて
 
いない貴重なダイヤモンドが
 
あります。
 
それがヤコブ ダイヤモンド
 
(Jacob Diamond)です。
 
ヤコブ ダイヤモンド
 
(Jacob Diamond)は
 
現在インド政府が
 
保管していると
 
言われていますが、以前は
 
「インペリアル・ダイヤモンド」
 
「グレートホワイト・ダイヤモンド」
 
などと呼ばれていました。
 
その重さは184.5カラットで
 
クッションカットされた
 
ダイヤモンドになります。
 
ヤコブダイヤモンドは、
 
宝石商人、アレクサンダー・
 
マルコム・ヤコブが
 
販売していたことで
 
この名前がついています。
 
もともとは400カラット以上
 
あったと言われておりカット
 
されたことでかなり
 
シェイプアップされています。
 
売り先であったハイデラバード州の
 
ニザムの元へと渡った
 
ヤコブダイヤモンドは
 
指輪などのジュエリーにならずに
 
ペーパーウェイトとして
 
使われていたそうです。
 
しかししばらくして
 
ヤコブダイヤモンドの
 
利益配分に問題が生じ、
 
最終的に裁判となりました。
 
最終的にニザムの元で
 
落ち着いたヤコブダイヤモンド
 
でしたが不吉なものとして
 
そのままどこかに
 
しまわれていたそうです。
 
それから年月が経った1995年、
 
最終的にはインド政府が
 
ヤコブダイヤモンド他、
 
宝石類を買取したとされています。