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金について

金の特徴
 
 
金とは、
 
貴金属の一種であり、
 
第11族元素に属する
 
光沢のある金色を有した
 
金属元素を指します。
 
元素番号79
 
金は非常に柔かく、
 
向こうが透けて見えるほど
 
薄くのばすことができる
 
金属で、1グラムあれば
 
数平方メートル、
 
また長さでは3,000メートル
 
まで伸ばすことができます。
 
平面状に伸ばしたものを
 
金箔(きんぱく)、
 
糸状に伸ばしたものを
 
金糸(きんし)と呼びます。
 
金は黄色と赤の可視光線を
 
強力に反射するため、
 
薄く延ばした金に光を当てると、
 
青緑色が強く出ます。
 
精錬が必要な鉄などとは違い、
 
自然界に単体で存在するため、
 
装飾品などとして古くから
 
人類に利用されてきました。
 
また、空気、熱、湿気などの
 
化学的侵食に強いことから、
 
貨幣用金属として利用されており、
 
銀や銅と合わせて
 
貨幣金属(かへいきんぞく)と
 
呼ばれることもあります。
 
基本的に酸では溶けませんが、
 
王水(aqua regia)
 
という液体に触れると
 
溶けてしまいます。
 
aqua regiaとは、
 
ラテン語で「王の水」を意味し、
 
硝酸と塩酸を1:3の割合で
 
できた混合溶液のことです。
 
金は人類の歴史を通し、
 
総計18万トン採掘されたと
 
推計されており、この値を
 
競技用プールの約3.8杯分の
 
量に相当します。
 
現代における金の使途は、
 
約50%が宝飾品への加工、
 
約40%が投資対象、残り10%が
 
工業利用となります。
 
 
■装飾品としての金
 
 
金を糸状に伸ばしたもの
 
「金糸」は、通常の糸と
 
織り交ぜて刺繍などに
 
用いられます。
 
金を薄く延ばした「金箔」は、
 
装身具の表面に貼り付けたり、
 
建物の外観・内観の装飾に
 
用いられたりします。
 
金属の塊としては、
 
指輪やブローチを始めとする
 
ジュエリーに加工されますが、
 
K24(純度100%)の状態では
 
柔らかすぎて簡単に
 
破損してしまいますので
 
金と他の金属(K18など)とを
 
混ぜ合わせて合金と言う形
 
にしてから、様々な装飾品へ
 
と加工されます。
 
 
■金の種類と純度
 
 
金と他の金属との
 
混合比率により、様々な
 
呼び名があります。
 
以下の通りです。
 
・イエローゴールド
 
K18YG・・金75%、
残り25%が銀と銅等量の合金
 
・グリーンゴールド
 
K18GG・・金75%
残り25%が銀の合金
 
・ピンクゴールド
 
K18PG・・金75%
残り25%の内の8割程度が
銅でできた合金
 
・レッドゴールド
 
K18RG・・金75%
残りが銅の合金で
ローズゴールドとも呼ばれる
 
・ホワイトゴールド
 
K18WG・・金75%
残り25%のうちパラジウム系の
5%以上含む合金。割高になる
 
 
上記した以外にも
鉄を混ぜ合わせた
 
「ブルーゴールド」や、
 
アルミニウムを混ぜ合わせた
 
「パープルゴールド」などが
 
存在します。
 
金、銀、銅の含有率により
 
色合いが変化します。
 
また、金の純度は、
 
通常24を最高点とした分率で
 
表示されます。
 
純度100%の金、「純金」は「24K」
 
(読み方は カラット ですが、
 
重量を表すcaratとは違う)と表示され、
 
純度75%の金は「18K」と
 
18÷24×100=75%
 
表示されます
 
18÷24×100=75%