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ローズクォーツ(Rose Quartz)
ローズクォーツ(Rose Quartz)
紅水晶(べにすいしょう)
鉱物学データ
組成 SiO2
結晶系 六方晶系
モース硬度 7.0
比重 2.65
恋愛成就の石
1.ローズクォーツとは
愛と美を象徴する天然石、
ローズクォーツ。
恋人との誠実な愛を
育むためのお守りとしても
知られている、
比較的ポピュラーな
存在の天然石です。
日本のみならず欧米でも、
ローズクォーツには
愛の象徴「ラブ・ストーン」
との呼び名があるとのこと。
眺めているだけでやさしく
穏やかな気持ちになれるような、
淡いピンクのカラーが
魅力の宝石です。
その容姿は誰から見ても
「かわいい」「美しい」と
感じられる石です。。
ローズクォーツは
クリスタル(水晶)の変種で、
ピンク色になったものを指し、
バラ石英とも呼ばれます。
基本的には、不透明なものが多く、
宝石用に加工されることは
ほとんどありません。
またローズクォーツ自体の
産出量は世界的に見ると
少なくありませんが、
ほとんどはピンク色が薄く、
大きなひび割れが入っている
ものが多いです。
ピンク色が濃く出ており、
透明感の高いものは、
大変希少で高価になっています。
高品質なローズクォーツは
マダガスカルで
産出されることが多く、
「ディープローズクォーツ」と
して親しまれています。
2.ローズクォーツの歴史と言い伝え
ローズクォーツの語源は
「薔薇(ローズ)」に
由来しています。
女神の名で呼ばれる石
ローズクォーツは、
「女神アフロディーテ」の
石と呼ばれ、古くから
恋人との愛を育む
恋愛のお守りとして
親しまれてきた石です。
それは、「薔薇」の名を
司っていることが関連するようです。
アフロディーテとは、
オリュンポスの十二神の一人で、
愛と美を司る神様です。
別名ヴィーナスです。
アフロディーテは
薔薇と深い繋がりがあり、
イタリアルネッサンスを
代表する画家の一人
ボッティチェリの作品
「ヴィーナスの誕生」でも
描かれています。
彼女の誕生の際、神々は
彼女の美しさを称える為に、
この世で最も美しい花を
新たに創造しました。
その花が「薔薇」だったと
言われています。
神々はその薔薇を彼女に贈り、
誕生を祝ったと伝えられます。
しかしながらローズクォーツが
「アフロディーテの石」と
呼ばれる具体的な伝承は
残っていません。
しかしローズクォーツの
「薔薇」の名と、「恋愛」に
まつわるエピソードなどから、
いつしかこの2つに関わりの深い
「アフロディーテの石」と
呼ぶようになったのだと
思われます。
3.ローズクォーツに伝わる意味
濃過ぎない、ほんのりとした
ピンク色のローズクォーツ。
このローズクォーツは、
ギリシャ神話における
「愛と美を司る女神
アフロディーテ」の石と
伝えられることから
「愛を育む石」と呼ばれ、
持ち主に「優しさ」
「思いやり」を
育んでくれると
言われています。
現代社会においては、
どれだけ親しい人間でも、
時には接することで
ストレスを感じてしまいます。
そういった時に
ローズクォーツは
心が安らぎ、自分や相手の
人を思いやる気持ちを
思い出させてくれます。
「思いやる心」を
持つことでほとんどの場合、
コミュニケーションが
円滑になれるでしょう。
そして恋愛においても
効果を発揮すると
言われています。
ローズクォーツのカラー・種類
淡いピンク色が特徴
また濃いピンク色で、
透明感の高い
ローズクォーツを
ディープローズクォーツと
言います。
こちらは産出量
が少ないため、大変希少です。
ローズクォーツの原産国
最も多く産出されるのは、
ブラジルです。
他には、マダガスカル、
インド、アメリカ、
モザンビークなどでも
産出されます。
中でもマダガスカル、
ブラジルは高品質の
ローズクォーツの産地でも
知られています。
取り扱い・お手入れについて
紫外線などが退色の原因と
なることがあります。
身につけた後には、
水分や汚れなどを
こまめに拭き取って
あげるようにしましょう。
直射日光を避けて
保管しましょう。