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ラブラドライト(Labradorite)

ラブラドライト(Labradorite)

 
曹灰長石(そうかいちょうせき)
 
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鉱物学データ
 
組成 (Ca,Na)(Si,Al)4O8
結晶系 三斜晶系
モース硬度 6 ~ 6.5
比重 2.6 ~ 2.7
 
 

才能を開花させる石

 
 
1.ラブラドライトとは
 
 
オーロラの光を
 
封じ込めたような
 
美しさを持つ石です。
 
見る角度によって
 
色彩を変える美しい光
 
ラブラドレッセンスを
 
持つのが特徴のラブラドライト。
 
石自体はグレーなどの
 
地味めな色合いをしていますが、
 
そこに鮮やかな輝きが
 
浮かび上がるところから
 
「アゲハ蝶の羽」に
 
例えられる事もある美しい石です。
 
玉虫のように神秘的に
 
輝くラブラドライトですが、
 
その虹色 の遊色効果を
 
生み出す原因は結晶の
 
特定の面に平行に金属鉱物の
 
微薄層が並んでいる事で、
 
その層の境界で、光の分解が
 
生じて虹色の光の模様となります。
 
この効果のことを
 
ラブラドレッセンス
 
ラブラドールの光と呼びます。
 
 
2.ラブラドライトの歴史と言い伝え
 
 
ラブラドライトという名前は
 
1770年にカナダのラブラドル半島で
 
発見されたことに由来しています。
 
発見されたのが18世紀と、
 
パワーストーンの中では
 
比較的新しいものだと言えますが、
 
この石が持つ神秘的な容姿は、
 
当時の世界中の鉱物学者を
 
驚かせたと伝えられます。
 
そしてこの輝きに
 
ラブラドレッセンスという
 
名を付けられ、ラブラドライトは
 
他の石が持たない独自の美しさで
 
世界中に知れ渡るようになりました。
 
その後、
 
「もう一つのラブラドライト」と
 
言われる鉱物が見つかります。
 
それは「スペクトロライト」と
 
呼ばれる石で、フィンランドの
 
鉱脈で発見されました。
 
当初、ロシアの氷河で
 
ラブラドライトが見つかった
 
という噂が広まり、
 
多くの学者達がその鉱脈を
 
探していました。
 
しかし誰もその噂の
 
「ラブラドライト」が
 
採れる鉱脈を発見することは
 
出来ませんでした。
 
それから長い年月の後、
 
この新しいラブラドライトが
 
発見されたのは1940年、
 
第二次世界大戦の最中でした。
 
フィンランド軍が
 
ロシアとの国境付近にある
 
ユレマー地方での戦闘中、
 
敵軍の進入を防ぐために
 
掘っていた穴から、
 
美しい輝きを持つ鉱物が
 
見つかったのです。
 
その石は今まで見つかっていた
 
ラブラドライトと違って、
 
七色の輝きを持っていました。
 
そして「虹を作り出す光」の
 
ことを指す「スペクトル」に
 
由来して「スペクトロライト」と
 
名付けられたのです。
 
この石は鉱物としては
 
ラブラドライトと同一ですが、
 
異なった美しさを持つことから、
 
フィンランド産のラブラドライトを
 
「スペクトロライト」として
 
現在でも販売されています。
 
 
3.ララブラドライトに伝わる意味
 
 
ラブラドライトが
 
持つ七色の輝きには、
 
思い込みや固定概念などの
 
固まってしまった思考を
 
ほぐし、新たな感覚や思考を
 
取り入れ、より自由な
 
発想・行動へと取り入れていくと
 
言われます。
 
新しい世界や新しい自分に
 
向かってチャレンジする
 
「意識の変革」をもたらして
 
くれるといわれています。
 
自分の内なる才能を目覚めさせ、
 
挑戦する勇気や実行力、
 
希望を与えてくれるので、
 
何か新しいことを始める時や、
 
夢や目標に向かって
 
頑張っている人の力に
 
なってくれるでしょう。
 

ラブラドライトのカラー・種類

 
ラブラドライトの地石が
 
グレーカラーであり、
 
見る角度によって
 
青や緑の輝きが見られます。
 

ラブラドライトの原産国

 
カナダのラブラドル半島で
 
発見されたのでラブラドライトと
 
呼ばれていますが、現在は
 
世界中で産出されています。
 
主な産地はカナダ、
 
マダガスカル、フィンランド、
 
アメリカ、メキシコなどです。
 

取り扱い・お手入れについて

 
紫外線や水分などが
 
退色の原因となることが
 
あります。
 
身につけた後には、
 
水分や汚れなどを
 
こまめに拭き取って
 
あげるようにしましょう。
 
直射日光を避けて
 
保管しましょう。