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モルガナイト(Morganite)

モルガナイト(Morganite)

 
 
モルガン石
 
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鉱物学データ
 
組成 Be3Al2Si6O18
結晶系 六方晶系
モース硬度 7.5 ~ 8
比重 2.6 ~ 2.8
 
 

愛情や優しさを象徴する石

 
 
1.モルガナイトとは
 
 
モルガナイトは
 
アクアマリンやエメラルドと
 
同じベリルグループに
 
属する石で、ピンク色
 
のものを指します。
 
1911年にマダガスカルで
 
発見された比較的新しい石で、
 
かつてはピンクベリルや
 
ピンクアクアマリンなどと
 
呼ばれていました。
 
近年少しずつ名前を
 
知られるようになってきましたが、
 
まだまだ宝石としてはさほど
 
認知度の高い石ではありません。
 
モルガナイトの
 
可憐なピンク色の発色要因は、
 
主に含有されるマンガンに
 
よるもので、その含有率などや
 
他の微量成分との関係によって
 
ピンクからオレンジが
 
かったタイプの物など
 
発色の傾向に個体差が
 
あります。
 
別名を『ローズベリル』と
 
呼ばれることもあるそうです。
 
 
2.モルガナイトの歴史と言い伝え
 
 
モルガナイトは
 
1910年にマダガスカルで
 
発見されました。
 
多くのパワーストーンが
 
長い歴史を持つのに対して、
 
比較的新しい石だといえます。
 
モルガナイトの命名者は、
 
アメリカの鉱物学者
 
クンツ博士です。
 
彼は、ティファニー社の
 
主席宝石鑑定士・副社長を
 
務めた人物でもあります。
 
クンツ博士は、当時既に
 
自分の名前に因んだ宝石、
 
クンツァイトを世に
 
出していました。
 
宝石コレクターでもあり、
 
またティファニー社の
 
VIP顧客でもあった
 
ジョン・モルガン氏の
 
名前を取って、
 
新たな鉱物にモルガナイトと
 
命名したのです。
 
名称の由来となった
 
モルガン氏の誕生月が
 
4月であり、4月頃に
 
咲く桜の花に似た色合いを
 
持つことから、モルガナイトは
 
2021年に全国宝石卸商協同組合に
 
よって4月の誕生石のひとつに
 
定められました。
 
 
3.モルガナイトに伝わる意味
 
 
モルガナイトは、
 
愛情や優しさを象徴する石です。
 
持ち主の精神美を育み、
 
周囲の人々との間に
 
愛し愛される良好な関係を
 
築くことができるように
 
サポートしてくれると
 
されています。
 
深く穏やかな愛をもたらすと
 
されるモルガナイトには、
 
愛情を維持する力があると
 
いわれています。
 
家族や恋人との絆を深め、
 
円満な関係を保ちたい
 
と願う方はこの石を
 
お守りとして身につけると
 
よいでしょう。
 
モルガナイトは
 
アクアマリンと同じく、
 
幸せな結婚を象徴する石
 
とも伝えられていますので、
 
結婚運・家庭運のお守りに
 
おすすめです。
 

モルガナイトのカラー・種類

 
ほんのりとした
 
ピンクカラーが特徴です。
 
淡いピンクから、オレンジが
 
かったピンクまで、
 
種類はさまざまです。
 
透明感の高い
 
モルガナイトは希少なため、
 
高値で取引されます。
 

モルガナイトの原産国

 
ブラジル、マダガスカルなど
 
で産出されています。
 

取り扱い・お手入れについて

 
紫外線により退色の
 
恐れがあります。
 
保管時などは太陽光が
 
直接当たらない場所に
 
しましょう。
 
使用後に流水で洗う場合には、
 
水分をしっかりと
 
拭き取るようにしてください。