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ムーンストーン(Moonstone)

ムーンストーン(Moonstone)

 
 
月長石(げっちょうせき)
 
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鉱物学データ
 
組成 K(AlSi3O8)
結晶系 単斜晶系
モース硬度 6.0~6.5
比重 2.55~2.63
 
 

月の力が宿る石

 
 
1.ムーンストーンとは
 
 
和名で『月長石』というとおり、
 
長石長石(フェルドスパー)
 
グループの仲間です。
 
カリウムを多く含む
 
正長石(オーソクレース)に
 
属し、曹長石(アルバイト)
 
成分も含んでいます。
 
「シラー」と呼ばれる
 
光学効果で、青色や白色の
 
輝きを放ちます。
 
特に青色のシラーが見られる
 
「ブルームーンストーン」は
 
根強い人気があります。
 
現在、市場で流通している
 
「ブルームーンストーン」は
 
同じ長石である
 
「ペリステライト」の一種だと
 
言われています。
 
「ブラックムーンストーン」
 
「レインボームーンストーン」
 
などはこちらも同じ長石の
 
仲間の「ラブラドライト」の
 
変種にあたります。
 
 
2.ムーンストーンの歴史と言い伝え
 
 
ムーンストーンは、
 
紀元前1世紀頃から
 
人々に知られていたとされ、
 
プリニウスの「博物誌」や
 
アルベルトゥスの
 
「鉱物書」の中では 
 
この石(ムーンストーン)は、
 
月の満ち欠けに従い
 
その形も大きくなったり
 
小さくなったりする 
 
と記述されています。
 
その神秘的な名が示すように、
 
世界各地で月のパワーを
 
秘めた石として崇められ
 
大切にされてきました。
 
現在の「ムーンストーン」
 
という名で呼ばれ始めたのは、
 
1600年代からだと
 
いわれています。
 
語源は、ギリシャ語で
 
月という意味の「セレニテス」
 
先ほど述べたように、
 
「月の満ち欠けに従い、
 
その形も大きくなったり
 
小さくなったりする」
 
ことから名づけられました。
 
そのような伝承から
 
古代インドでは「聖なる石」
 
として聖職者が身につけたり
 
豊穣を祈って農具に
 
つけたりなど大切に
 
扱われてきたようです。
 
また、ヨーロッパでは
 
「旅人の石」として、
 
旅に出かける際は
 
安全を祈願して、
 
この石を身につけたと
 
いわれています。
 
 
3.ムーンストーンに伝わる意味
 
 
ムーンストーンは
 
その名の通り、古くから
 
「月の力が宿る石」と
 
信じられていました。
 
「恋人たちの石」や
 
「愛を伝える石」として
 
知られており、
 
縁のある男性と
 
女性を引き寄せてくれると
 
言われています。
 
また、「思いやる心」を
 
育んでくれると信じられ、
 
パートナーを思いやることで、
 
円満な関係が続くように
 
願うお守りとしても人気です。
 

ムーンストーンのカラー・種類

 
ホワイトやグレー、
 
ブラックのムーンストーン
 
などは、流通名として
 
区分けされていますので、
 
明確にここからグレー、
 
ブラックなどという
 
線引きはありません。
 
 
・ムーンストーン(ホワイト)
 
・ブルームーンストーン
 
・オレンジムーンストーン
 
・グレームーンストーン
 
・ブラックムーンストーン
 

ムーンストーンの原産国

 
主な産地はスリランカで、
 
鉱山も多く長年に渡って
 
ムーンストーンが
 
産出されています。
 
他にもインド、マダガスカル、
 
ザンビア、タンザニアなどで
 
産出されます。
 

取り扱い・お手入れについて

 
紫外線や衝撃にも強く
 
汚れが目立ってきた際には
 
水洗いなども良いですが、
 
しっかりと水分を拭き取って
 
自然乾燥してあげましょう。