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マラカイト(Malachite)

マラカイト(Malachite)

 
孔雀石(くじゃくせき)
 
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鉱物学データ
 
組成 Cu2[(OH)2 | CO3]
結晶系 単斜晶系
モース硬度 3.60~4.05(通常3.9)
比重 1.65~1.90
 
 

洞察力を高める石

 
 
1.マラカイトとは
 
 
マラカイトの和名は
 
「孔雀石(くじゃくせき)」
 
孔雀の羽の先端にある模様が
 
マラカイトが持つ
 
独特の模様見えることに
 
由来します。
 
マラカイトの中には
 
「目」のように見える模様が
 
あるのですが、これが
 
あの孔雀の羽のイメージと
 
重なったそうです。
 
加工されたものでは、
 
濃い緑色の中に見られる
 
縞模様がクールな印象で、
 
アクセサリーに鮮やかな
 
緑色を使いたい時に、
 
とても使いやすい石です。
 
似ている鉱物としては
 
アズライト、
 
アズロマラカイトという
 
石があります。
 
アズライトは鮮やかな
 
ブルーの鉱物であり、
 
マラカイトと一緒に
 
産出されることの多い石で、
 
アズライトとマラカイトが
 
混ざり合ったものは
 
「アズロマラカイト」
 
と言われます。
 
また「アズライト」は
 
不安定な鉱物であり、
 
空気中の水分を吸収して
 
マラカイトに変化してしまう
 
という性質をもっています。
 
逆にマラカイトは
 
安定しているので、
 
アズライトに変化することは
 
ありません。
 
 
2.マラカイトの歴史と言い伝え
 
 
マラカイトという名前は
 
ゼニアオイという植物を
 
意味するギリシャ語が
 
由来となっています。
 
古代エジプトの
 
時代から愛されてきたと
 
言われています。
 
装飾品としてや、顔料として
 
使われたこともあるそうです。
 
クレオパトラがアイラインに
 
使ったという逸話が
 
残されていますが、
 
少々真実味に欠ける話です。
 
マラカイトには
 
ヒ素が含まれているからです。
 
この言い伝えはもしかすると
 
やや事実から離れて
 
いるかもしれません。
 
ただ、化粧の意味だけ
 
でなく洞察力や 直観力を
 
養う力が期待されて
 
いたのかもしれません。
 
 
3.マラカイトに伝わる意味
 
 
マラカイトは鮮やかな
 
緑色に独特の縞模様を
 
持つことから、
 
持ち主の洞察力を高める
 
と言われます。
 
災いとなる危険な物事から
 
自身を守れるようになり、
 
対人においては、
 
相手の感情、考えを
 
理解する力を
 
深めてくれるとされます。
 
洞察力がつくと
 
人間関係が良くなる、
 
仕事で成功するなどの
 
効果があると言われます。
 
心が乱されないというのは
 
マラカイトの持つ
 
大きな意味ですね。
 

マラカイトのカラー・種類

 
濃い緑色の中に
 
独特の縞模様を持ちます。
 
緑色は薄いものから
 
濃いものまで様々あり、
 
模様の入り方によっては、
 
天眼石のような眼に
 
見えたりもする
 
味わい深い天然石です。
 

マラカイトの原産国

 
アメリカ、ロシア、コンゴ共和国、
 
ザンビアなどです。
 
コンゴ共和国産の
 
マラカイトは非常に
 
美しいものが採れるため、
 
とても支持されています。
 

取り扱い・お手入れについて

 
硬度が低い石です。
 
衝撃にも弱いので取り扱いに
 
注意してください。
 
紫外線や水にも弱いので、
 
直射日光が当たる場所での
 
保管は避けるようにしょう、
 
流水などにも弱く定期的に
 
柔らかい布で拭き取って、
 
綺麗に保ってあげましょう。