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トルマリン(Tourmaline)

トルマリン(Tourmaline)

 
電気石(でんきせき)
 
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鉱物学データ
 
組成 XY9B3Si6O27
      (X=Ca,Na,K,Mn)
      (Y=Mg,Fe,Al,Cr,Mn,Ti,Li)
結晶系 六方晶系(三方晶系)
モース硬度 7 ~ 7.5
比重 3.0 ~ 3.3
 

健康の石

 
 
1.トルマリンとは
 
 
トルマリンは、大きく分けて
 
約10種類ほどのグループから成る、
 
成分元素がとても複雑に
 
入り混じった鉱物です。
 
つまり「トルマリン」は
 
石の名前ではなく、
 
鉱物グループを総称した
 
名前だといえます。
 
実に様々な色彩を持ち、
 
その豊富なカラー
 
バリエーションは
 
「トルマリンには全ての色がある」
 
と言われるほどで、
 
それぞれが独立した魅力の石で、
 
ジュエリーとしても重用されます。
 
また2色性という特殊な
 
トルマリンも存在し、
 
ひとつの石の中に複数の色を
 
持っているものもあります。
 
トルマリンが持つ豊富なカラーは、
 
宝石の中でも最も多いと言われます。
 
また、電気的な性質を持つことです。
 
トルマリンは和名を「電気石」と
 
言うように、摩擦や過熱により
 
帯電するという特徴を持っています。
 
この石の結晶は柱状の形をしていますが、
 
両端がプラスとマイナスの性質を持ち、
 
それらによって帯電します。
 
これは水晶にも見られる性質ですが、
 
トルマリンの方がより強い性質を
 
持つ為に「電気石」と
 
呼ばれるようになりました。
 
 
2.トルマリンの歴史と言い伝え
 
 
和名を『電気石』と呼ぶように、
 
その両端にプラスとマイナスの
 
電極をもち、加熱することにより
 
静電気を帯びます。
 
古くからさまざまな民族の間で、
 
神聖な儀式にはもちろん
 
病気の治療にも用いられてきました。
 
この電気的な性質を発見したのは、
 
アムステルダムの宝石商人と
 
いわれています。
 
日なたに置いてあった
 
トルマリンが埃を
 
引きつけているのを見て
 
埃を引きつけていたのは、
 
この石が和名で『電気石』と
 
呼ばれるほどの静電気です。
 
また、トルマリンに
 
多く含有されたナトリウム、
 
マグネシウム、アルミニウムは、
 
金属をイオン化する特性が強いため、
 
マイナスイオンが発生すると
 
いわれています。
 
また、キャッツアイ効果を
 
みせるものや、パーティーカラー
 
変種がみられることがあります。
 
パーティーカラーには、
 
2色の『バイカラー』と
 
3色の『トリカラー』があり、
 
結晶を輪切りにした場合も
 
多色性をみせます。
 
その豊富な色彩だけではなく、
 
健康をもたらすといわれる
 
マイナスイオンを特殊な
 
条件化において発生させる
 
ことで有名な石です。
 
その特異な性質も、
 
近年のトルマリン人気の
 
理由のひとつといえるでしょう。
 
英名の『トルマリン』は、
 
シンハリ語で"ジルコン"と
 
いう意味の"turmali"に
 
由来するといわれています。
 
古代のシャーマン(呪術師)は、
 
霊性を研ぎ澄ませ、
 
多くのメッセージを受け取るために、
 
好んでこの石を身につけていたと
 
いわれています。
 
また、ネイティブアメリカンは
 
大自然の強力なエネルギーを
 
もたらす石として崇め、
 
大切な儀式の際には
 
『聖なるひらめきを与える石』
 
として用いたと伝えられています。
 
 
3.トルマリンに伝わる意味
 
 
トルマリンは帯電性を持つことからか、
 
古くから様々な民族で病気の治療に
 
用いられたと伝えられています。
 
それらの伝承から、トルマリンは
 
健康運を高めてくれると言われています。
 
また多彩なカラーバリエーションを
 
持つトルマリンは、種類ごとに
 
別に意味を持ちます。
 
【ピンクトルマリン】
 
赤色~ピンク色のトルマリンは、
恋愛に関する運気を向上させて
くれる「愛の石」として人気です。
愛情表現が苦手な人には、
異性の前でも素直に自分を
表現する力になってくれると
言われています。
 
【ブルートルマリン】
 
明るい青や藍色など、
ブルー系のトルマリンは、
精神面に働きかけてくれる石で、
直観力を高めたり、気持ちを
落ち着かせてくれることで、
物事を冷静に捉えられるように
なると言われます。
 
【グリーントルマリン】
 
鮮やかなライトグリーンや、
深い森林のような緑色などの
グリーン系のトルマリンは
ヒーリングストーンとして
人気があります。
自然を感じさせる色合いが
心をリラックスさせてくれ、
肩の力を抜いて自然体な自分を
取り戻すことができると
言われています。
 
【ブラックトルマリン】
 
黒色のトルマリンは、
古来から祈祷などに
用いられてきました。
魔除け・厄除けのパワーを
伝えられるのでお守りとして
多く用いられる宝石です。
 

トルマリンのカラー・種類

 
【アクローライト】
無色のトルマリン
 
【ルベライト】
ピンク~赤色、
ピンクトルマリン
 
【インディゴライト】
青緑色、ブルートルマリン
 
【ウェルデライト】
鮮やかな緑色、
グリーントルマリン
 
【バイカラー】
1つの石に複数の色を持つ
スイカのような色の組み合わせから
ウォーターメロントルマリン
とも呼ばれます。
 
【パライバトルマリン】
最も評価の高いトルマリン
明るいピーコックグリーン~トルコブルー
 
【ショール】
黒色、ブラックトルマリン
 

トルマリンの原産国

 
トルマリン主な産地、
 
ブラジル、アメリカ、スリランカ、
 
タンザニアなどです。
 
トルマリンの中でも
 
最も価値の高いとされる
 
「パライバトルマリン」は、
 
ブラジルのパライバ州で
 
産出されたことから
 
この名で呼ばれます。
 

取り扱い・お手入れについて

 
カラートルマリンは
 
強い太陽光に長時間さらされると、
 
退色してしまう恐れがあります。
 
普段のお出掛けなどでは
 
問題ありませんが保管場所などは、
 
直射日光などの当たらない場所に
 
しましょう。