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タイガーアイ(Tiger’s Eye)
タイガーアイ(Tiger's Eye)
虎目石(とらめいし)
鉱物学データ
組成 NaFe(SiO3)2+混合物
結晶系 単斜晶系(結晶繊維の部分)
モース硬度 6.5 ~ 7
比重 2.6
願望の成就の石
1.タイガーアイとは
タイガーアイは鉱物に
含まれる成分の変化によって、
さまざまな「動物の目の名前」が
つけられている非常にユニーク
な天然石です。タイガーアイの
ベースになる鉱物は、
角閃石(かくせんせき)
といいます。
この角閃石に含まれる
クロシドライト中の鉄分が
酸化して黄色く変色した
ものがタイガーアイです。
この場合、クロシドライトは
角閃石の中に
「インクルージョン(内包物)」
をしている関係になります。
またタイガーアイが
酸化する途中の灰緑色の状態の時を、
ウルフズアイ(狼目石)といいます。
さらに酸化しないで元々の灰青色で
止まった状態の時を、ホークスアイ、
またはブルータイガーアイといいます。
このようにタイガーアイの
ベースとなる角閃石は、
一つの鉱物ではありますが、
さまざまな名前に変わる
大変ユニークで
ポピュラーな天然石です。
最大の特徴は、やはり
キャッツアイ効果でしょう。
これは光を当てると
猫の目のように輝く光の筋が
見えることで、別名
「シャトヤンシー」とも言います。
人気が高かったタイガーアイは、
人工的な染色も含めて多くの
カラーバリエーションが
市場に出てくるようになりました。
虎目石という鉱物が天然由来で
持ちえるカラーである
ブルーやレッドを初め、
染色などでもピンク、グリーンなど
その種類は多岐にわたります。
キャッツアイ効果など
他の石ではなかなか味わえない
タイガーアイの魅力は、
それらのカラーでもしっかりと堪能できます。
2.タイガーアイの歴史と言い伝え
タイガーアイが世界で
初めて発見されたのは
意外にも近年のことです。
場所は南アフリカの
グリーカランドの石綿鉱山です。
発見当時のタイガーアイの
産出量はごく少量でした。
その後、採掘現場が新たに
発見されたことで産出量が
増えます。これにより
タイガーアイは市場での
流通量が増え、一気に
現在のようにメジャーな
天然石として注目を
集めるようになります。
また、タイガーアイの変種と
いわれるピーターサイトは、
1962年にシド ピーターズ
(Sid Pieters)氏によって、
ナミビアで発見されました。
日本名を『虎眼石』。
その名称は、
光の反射によって
虎の眼のような
シャトヤンシー効果がみられる
ことに由来しています。
古代エジプトで
『幸運を招く聖なる石』として
崇められていました。
神々の像の『眼』に、
タイガーアイをはめ込み、
『大いなる視野』を
表したといわれています。
また、古代ローマ人は
『聖なる霊力』をもたらす
強力な護符として身につけ、
インド人は、この色変わりする
美しさに、もっとも価値のある
宝石と称え愛好したと
伝えられています。
『眼』に関係のある病気の
治療に用いられたほか、
頭痛などを軽減させる
パワーがあるともいわれています。
現在でも、邪悪なエネルギーを
はね返し、物事を成功へと
導く強力なパワーで、
高い人気を博している石の
ひとつといえるでしょう。
3.タイガーアイに伝わる意味
タイガーアイの石言葉には
次のものがあります。
金運・仕事運・願望成就・
行動力・サクセス・独立・
好奇心・洞察力・知識などです。
次に石言葉の意味について
それぞれご紹介します。
タイガーアイは
基本的に金運の力が強く、
持ち主に強い金運を
招いてくれると言われています。
また、石言葉には仕事運・
願望成就・行動力・サクセスが
あることから、圧倒的な行動力を
授けてくれ、必ず目的達成でき、
大きな成功へ導いてくれます。
さらに強い独立心を
芽生えさせてくれ、独力自力で
人生を切り開くことができます。
最後に好奇心・洞察力・知識に
影響を及ぼすことから、
世の中のさまざまなことに
興味がわき、広く深く有益な知識を
手に入れることができます。
このようにタイガーアイは、
成功するには必要不可欠な
石言葉を持つ天然石です。
タイガーアイのカラー・種類
タイガーアイの主な種類は
下記のとおりです。
・レッドタイガーアイ
・ブルータイガーアイ
・ピンクタイガーアイ
・グリーンタイガーアイ
・ゴールデンタイガーアイ
・ブラックタイガーアイ
・イエロータイガーアイ
タイガーアイの原産国
主な産地は南アフリカ、
ナミビアなどです。
取り扱い・お手入れについて
紫外線での変色なども心配なく、
汚れが目立ってきた際には
水洗いを行い、しっかりと
水分を拭き取って自然乾燥して
あげましょう。