新着情報
Subpage Header Image

スギライト(Sugilite)

スギライト(Sugilite)

 
杉石(すぎいし)
 
25989406_s.jpg
 
 
鉱物学データ
 
組成 KNa2(Fe2+,Mn2+,Al)2Li3Si12O30
結晶系 六方晶系(粒状集合体)
モース硬度 5.5 ~ 6.5
比重 2.7 ~ 2.8
 
 

東洋を代表する、癒しの石

 
 
1.スギライトとは
 
 
スギライトは日本人が発見し、
 
新鉱物として世界的に
 
認知された天然石です。
 
九州大学地質学科岩石学部教授である
 
「杉健一」の名前から、
 
「スギライト」と名付けられました。
 
和名は「杉石」です。
 
スギライトは1944年
 
愛媛県の岩城島で
 
岩石学者である杉健一や、
 
久綱政典らにより
 
発見されましたが、
 
当時は成分などがはっきりと
 
断定できなかったため
 
未解決鉱物とされ、
 
「岩城石」と呼ばれていました。
 
その後、若くして亡くなった
 
杉健一氏の愛弟子が
 
未解決鉱物の分析に成功し、
 
1977年に新鉱物として
 
認定されました。
 
岩石研究に尽力してきた
 
恩師の名前に因んで
 
「杉石」と命名しました。
 
アメリカでは「gi」を
 
「ジ」と発音するため、
 
「スジライト」と呼ばれています。
 
「スギライト」は、
 
日本人の名前がついた
 
唯一の天然石です。
 
スギライトは結晶形になることは
 
極めて稀で、時には様々な
 
他鉱物を内包しながら
 
不規則な塊状を形成します。
 
そのため、真っ黒に近いものから
 
艶のある鈍色、灰色、うぐいす色、
 
赤紫、紫、ピンクなど、
 
様々な色彩を持っています。
 
アクセサリーとして
 
人気が高いのは、
 
やはり美しい紫色や
 
希少なピンク色のものです
 
 
2.スギライトの歴史と言い伝え
 
 
スギライトは、
 
ラリマー、チャロアイトと並ぶ、
 
世界三大ヒーリングストーンの
 
一つにも数えられる石です。
 
比較的最近発見された石なのですが、
 
日本で発見された
 
石であるにも関わらず、
 
最初はアメリカのニューエイジや
 
ヒーラーの間でブームに火がつき、
 
その後日本でも親しまれる
 
ようになりました。
 
アメリカでは「スジライト」
 
と呼ばれ、「第三の目」
 
眉間のあたりに存在すると
 
考えられている
 
スピリチュアルゲートを開き、
 
霊性を高め、魂と意識の進化を
 
促すパワーストーンと
 
して多くの人に愛されています。
 
ここ数年以前より流通も
 
安定してきたこともあり、
 
かなりの人気の高まりを見せています。
 
 
3.スギライトに伝わる意味
 
 
スギライトはヒーリング効果が
 
優れているとされています。
 
「癒し」「邪気の予防」
 
「浄化」「第三の目」です。
 
色彩の中でも最も高貴と
 
言われる紫色を代表する
 
天然石ですが、
 
濃く強いパワーを感じる
 
紫色から優しい淡いピンク色まで、
 
色の濃さ淡さに意味があり、
 
スギライトが持つエネルギーも
 
違ってきます。
 
色合いの濃いスギライトは、
 
守護としてのパワーがより強く、
 
淡いものは柔らかな
 
優しい癒し効果を発揮し、
 
包み込むようなエネルギー
 
を発すると言われています。 
 
スギライトは特に感受性が
 
高い人に影響を与えるようで、
 
ささいなことでも
 
気が高ぶってしまう人。
 
感情的になってしまう人。
 
こういった人に、
 
スギライトは心に安らぎ、
 
安定を与えてくれます。
 
またスギライトは
 
色味によって力が異なると言われ、
 
黒っぽいものは魔除け・厄除け、
 
紫が濃いものが癒しの効果が
 
高くなると言われています。
 

スギライトのカラー・種類

 
主に紫色のスギライトが
 
上質だとされています。
 
紫色以外では、青、ピンク色、
 
黒、茶色などがあります。
 

スギライトの原産国

 
日本で発見された鉱物ですが、
 
現在は日本での産出は少なく、
 
ほとんどは南アフリカ産のものが
 
流通しています。
 

取り扱い・お手入れについて

 
スギライトは水に弱い鉱物です。
 
汚れが目立ってきたりしても
 
流水などで洗うのは
 
避けるようにしてください。
 
身につけた時などは、
 
定期的に柔らかい布などで
 
拭き取ってあげるなどして、
 
綺麗な状態を維持して
 
あげましょう。