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クリソプレーズ(Chrysoprase)

クリソプレーズ(Chrysoprase)

 
緑玉髄(りょくぎょくずい)
 
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鉱物学データ
 
組成 SiO2
色 赤、白、青、ピンク、薄緑
結晶系 六方晶系(潜晶質)
硬度 7
比重 2.57~2.64
 
 

目標達成へ導く石

 
1.クリソプレーズとは
 
 
クリソプレーズは和名を
 
「緑玉髄」と言います。
 
玉髄とはカルセドニーのことで、
 
文字通りクリソプレーズは
 
「緑色のカルセドニー」を指します。
 
産出量がとても少なく、
 
そのためカルセドニーグループの
 
石の中で最も価値が高い石と
 
されています。
 
珪酸溶液中にニッケルを含む
 
鉱物が混入し、コロイド状になって
 
固まってできるといわれています。
 
いわば石のゼリー。
 
クリソプレーズのぷるんとした
 
艶やかな質感などにも、その性質が
 
表れているといえるでしょう。
 
カルセドニーは様々な色を持つ石で、
 
特定の色を持つカルセドニーは
 
別の名前を持ちます。有名な石では、
 
赤いカルセドニーがカーネリアン。
 
黒いカルセドニーはオニキスの
 
名前で親しまれています。
 
クリソプレーズは様々な緑色を
 
持つため、翡翠と間違われることも
 
あります。
 
この石の光沢や色あいが
 
翡翠に似ていることと、
 
主な産地がオーストラリアで
 
あることから、
 
「オーストラリアンジェイド」
 
という名前で呼ばれることも
 
あるようですが、
 
翡翠ではありません。
 
原石の状態では、内包物や白、
 
茶色い部分が多く見られます。
 
よって発色が良く透明感が
 
あるものは 大変珍しく、
 
最高ランクのクリソプレーズの
 
多くは宝石へと加工されます。
 
 
 
2.クリソプレーズの歴史と言い伝え
 
 
クリソプレーズの語源は、
 
ギリシャ語の金を意味する
 
「chrysos」と西洋ねぎを意味する
 
「prason」に由来していと
 
伝えられます。
 
クリソプレーズは
 
古代ローマの時代から
 
カメオなどの装飾品に加工され、
 
愛され続けてきました。
 
またクリソプレーズの伝説としては、
 
古代マケドニアの王
 
「アレキサンダー大王」が
 
お守りにしていたのが
 
クリソプレーズだと伝えられます。
 
彼はわずか10年足らずで
 
大帝国を築き上げた英雄として
 
後世に語り継がれており、
 
かの有名なナポレオンも「
 
偉大な英雄」として尊敬していたと
 
いうほどの人物です。
 
そんなアレキサンダー大王が
 
このクリソプレーズをお守りとして、
 
戦場で常に携帯していたようで
 
戦でも常に連戦連勝を重ねていました。
 
多彩な色を持っていたカルセドニーは、
 
古来では神の恵みを受け、
 
勝利をもたらすと
 
信じられていたようです。
 
彼はクリソプレーズをベルトにはめて
 
身につけていたそうですが、
 
ある日外していたベルトを
 
蛇が噛んでしまい、
 
クリソプレーズはそのまま川に
 
落ちてしまいました。
 
どんな戦でも常に携帯するほど
 
大切にしていたお守りを
 
なくしてしまった大王は、
 
戦意を失ってしまったと伝えられます。
 
 
 
3.クリソプレーズに伝わる意味
 
 
クリソプレーズの石言葉は、
 
豊かな実り、豊穣、平和。
 
「自己実現」や「信頼感」等と
 
いったものもあります。
 
目に良いとされる
 
グリーンのカラーが表す通りの、
 
平穏な気持ちへと導いてくれそうな
 
言葉です。ネガティブなイメージを
 
払拭したい時には、家の中に
 
飾っておくだけでも効果が
 
あるとも言われています。
 
その一方で、
 
夢を叶えるためのステップアップを
 
促すような言葉もあります。
 
例えば、「勝利」や「成功」、
 
「喜び」そして「奇跡」など。
 
仕事で成功を収めたいと
 
考えている人には、
 
目標達成の一助となってくれる
 
石なのです。
 
一大王国を築き上げた
 
アレキサンダー大王も、
 
もしかしたらこのクリソプレーズの
 
石言葉を知っていたのでしょうか。
 
アレキサンダー大王にあやかって
 
身に着けることによって
 
得られる効果を信じてみるのも
 
また一興です。
 

クリソプレーズのカラー・種類

 
クリソプレーズは明るい
 
アップルグリーンカラーが特徴です。
 
ただ発色の良く透明感のあるような
 
高品質のクリソプレーズは
 
かなり希少です。
 

カルセドニーの原産国

 
主な産地は、オーストラリア、
 
ブラジル、アメリカなどです。
 

取り扱い・お手入れについて

 
紫外線での変色の恐れもあります。
 
普段のお出掛けなどは問題ありませんが、
 
直射日光に当たる場所などでの保管は
 
避けるようにしましょう。