「ニューモード」の誕生 1965年の「モンドリアンルック(白のミニワンピを垂直と水平にいれたラインによって分割し、分割されたそれぞれのエリアに赤、黄、青の3原色を大胆に取り入れた、アートとファッションを融合させたデザイン)」、1966年の「スモーキングジャケット(男性用のタキシードをアレンジしてクールな女性用のスーツに仕立てあげたもの)」、1968年の「シースルー(今でこそ当たり前のように使われている、肌が透けて見えるデザイン)」、「サファリルック(元々狩猟の時に男性が着る服を女性用のスーツとして改良して、ボタンでは紐を使用し、ベルトでウエストを締めることで女性的なラインを生み出したデザイン)」、「パンタロンスーツ(裾広がりのパンツを取り入れた女性用のスーツ)」など、こうしたイヴが表現した新しい女性のエレガンスは「ニューモード」と呼ばれます。 これらを提案する中で1966年にはイヴ・サンローラン・リヴ・ゴーシュ(Yves Saint Laurent rive gauche)をパリ左岸にオープンし、既製服(プレタポルテ)ラインを始めます。 それ以降も目まぐるしい活躍を続け、1985年にはフランスの最高勲章レジオン・ドヌール勲章、1993年にはデ・ドール賞を授与されるなど、「モード界の帝王」と呼ばれるほどのデザイナーとなり、まさに20世紀を代表するデザイナーへと駆け上がりました。