買取実績
ペンタックス デジタルスポットメーター 露出計を買取りました
夜景や舞台の撮影など、厳密な露出決定を必要とする場合に用いる露出計を買取りました。
コンパクトさと、暗いところでも読み取りやすい表示が特徴で受光角はわずか1度。 さまざまな明るさのなかで、最も必要な部分だけを確実に測光できる商品です。
長年の使用に伴う使用感は感じられますが、動作に問題はなく、当店にて買取させて頂きました。
こちらの商品の発売は1980年代の中頃で、35年くらいは経っていることになります。
現在は製造されておりません。露出計は測光方式によって大きく分けると入射光式と反射光式がありますが、この露出計は反射光式です。
測光する範囲(受光角)は1度で、非常に狭い範囲の測光が可能です。
受光角1度がどれくらいの範囲かというと、10m先にいる人の手のひらだけを測ることができるくらいの狭さです。
35mm判カメラの2400mmくらいのレンズの画角になります。
測光範囲はISO100でEV1~20、最小目盛りが1/3段ですので通常の撮影では全く問題ありません。
スポット露出計を使う理由
フィルムに写し込まれる広い範囲の中には当然ですが明るいところも暗いところもあります。
全体がなんとなく適正露出で写っているというのも大事ですが、きちんと表現したいという場所があり、そこをピンポイントで測って、自分のイメージ通りの露出を決めるということができるのが最大の理由です。
また、リバーサルフィルムはラチチュードが狭いので、明暗差が大きいと黒くつぶれたり白飛びしたりしてしてしまうことがありますが、それを把握できるのもスポット露出計ならではです。