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コラム:広告宣伝に関するお話
広告宣伝なにを選ぶ?
当店のような買取店を含め
会社が自分たちの存在や
商品を世間にアピールする
ために広告宣伝は欠かせません。
折り込みチラシ、ポスティング、
看板、テレビ・ラジオCMといった
古典的なメディアから
SNS、youtubeなどネットを
使った最新のデジタルメディアと
その手段は色々ありますね。
このたくさんの選択肢のなかから
自社にとって最適なメディアを
選ぶ必要があります。
当店でも折り込みチラシ、新聞広告、
屋外看板、Instagram、ブログ、
グーグルSEO・MEO対策など
本当に様々な広告宣伝を
実践してきました。
このブログを読んでいる方は
どのメディアが一番有効なのかを
知りたいと思っていることでしょう。
しかしそれは商品を買って欲しい顧客の
性別や年齢層といったターゲットに
よって変わります。
一概に「このメディアが最強です!」
とは言えません。
今回は買取店の運営を通じて得た
広告宣伝に関するお話を
書き綴りたいと思います。
「刺さらない広告」の特徴
こんなチラシや看板を
見たことありませんか?
”当店の買取項目は多種多様!
チラシに書かれたたくさんの
買取事例を見てください!”
こういった広告こそまさに
【刺さらない広告】です。
アナログ・デジタル関係なく
効果は薄いと言えるでしょう。
特徴としては飲食店の【メニュー】の
ような印象を受けます。
色々な商品が記載されていますが
記憶には残らず具体的な行動などは
起こしてくれないでしょう。
こうした【メニュー型】の
広告は踏むべき手順を
踏んでいません。
例えば
レストランに入ってこれから
食事をしようとしている人であれば
”このレストランには
どんな料理があるんだろう?”と
目の前のメニューから
食べたい料理を真剣に選ぶでしょう。
しかし、これはレストランに
すでに入店している段階です。
広告を出す本来の目的は
「広告を見た人に
来店してもらうこと」です。
人をそのように動かすための
広告はまず最初に相手に
どんなアプローチを
するべきでしょうか。
それは
”興味をもってもらうこと”です。
興味を持ってくれた方は
スマホでメニューや場所、
営業時間、口コミを
調べたりするなどの
情報収集をした後に
来店してもらえる
可能性は高まります。
その段階になったときに有効なのが
【メニュー型】の広告です。
「刺さる広告」の特徴
例えばあなたが大事なロレックスを
所有していたとして、
それを売却しようと思い立った時、
どちらの店を選びますか?
〇A店
「ロレックスから日用雑貨まで
なんでも買取する店です!」
〇B店
「ロレックスならおまかせ!
高級腕時計買取専門店です!」
恐らく多くの方がB店を選ぶでしょう。
買取店やリサイクルショップは
飲食店と違って日常的に
利用する店ではありません。
特にオープンして日の浅い店舗は
”顧客に認知してもらいたい”
”一人でも多くのお客様が来て欲しい”
と考えます。
そうなると
「いろいろなお客様に来て欲しいから
買取の間口を広げよう」という方針を
取りがちです。
しかしそれは逆効果で
いわゆる「なんでも屋」という
捉えられ方をされてしまい
低額かつ低利益なものばかり
集まるようになってしまいます。
「当店は〇〇の専門店です!」と
いった【一点突破型】の広告の方が
シンプルでとがった内容になるので
見込み顧客に深く刺さるように
なるでしょう。
回数を重ねる
広告宣伝費は先行投資です。
しかも必ずしも効果が約束される
わけではありません。
一日のうちに一気に数万枚の
折り込みチラシを投下したものの
期待したような成果が得られなかった
なんてこともよくあります。
現代社会は様々な広告宣伝にあふれ
我々は日々そうした情報にさらされて
いますが、ほとんどを覚ていませんよね。
なんとなく覚えているのは
アナログ・デジタルを問わず
繰り返し同じ内容を流している
広告ではないでしょうか。
これが刷り込み効果です。
当店がテナント入居している
某有名ディスカウントストア内では
繰り返しテーマソングが
流れているため、私だけでなく
小さなお子様達もそのメロディーを
口ずさんでいます。
これこそがまさに刷り込みです。
一度に大量の広告を投下して
最大瞬間風速を更新しようと
するよりも、規模を小さくして
【細く長く継続的に】広告を
掲載し続けた方が記憶に
定着しやすいでしょう。
まとめ
(1)【メニュー型】より【一点突破型】
(2)同じ内容を【細く長く継続的に】
他にもいろいろな要素は
あると思いますが
今回はあくまで当店の運営を
通じて感じたことを
書かせていただきました。
今後も店舗運営において
新たな気付きが得られた経験などが
出てきた際には本ブログにて
報告させていただきます。
鑑定士 柏原