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金?プラチナ?結婚指輪の素材の選び方について、買取専門店の目線で解説します。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
こちらの記事では、結婚指輪の素材についてお悩みの方に向けて、買取専門店、鑑定士の少し変わった目線から以下の構成で解説していきます。
指輪素材の代表
結婚指輪にリセールバリューを気にされる方が増えている?
なぜ、リセールバリューを意識するのか?
リセールバリューで選ぶなら、材質は何がいい?
結婚指輪素材の代表
婚約指輪、結婚指輪の材質は、金(ゴールド)やプラチナが使われることが多いです。これは、加工がしやすく、変色や錆びなどの劣化に対する耐久性が高いことなどが理由とされています。また、最近は、耐久性やコストパフォーマンスに優れたチタンや、ステンレスを選択される方も増えてきているようです。
指輪の材質については、宝飾品店様のブログや、結婚情報誌で、ファッション性、耐久性などの面から度々比較をされていますので、今回は”買取専門店”の目線から材質選びの少し変わった基準をお伝えできればと思います。
結婚指輪にリセールバリューを求める人が増えている?
リセールバリュー。人によっては聞きなじみのない言葉かもしれませんので、簡単にご説明をさせえていただきます。
リセールバリューは、一度購入したものを販売する際の、再販価値のこと。
つまり、売るときにいかに”高く売れるか”にフォーカスした言葉です。
一生物の結婚指輪を売るなんて考えられない!と思われる方も多いかと思います。
でも、今は様々な価値観がある時代。物事をすごく合理的に考える方もいらっしゃいます。
例えば、サイズの変化
長い結婚生活です。体系の変化により、指輪のサイズが合わなくなってしまう場合も。
サイズのお直しをされる方も多くいらっしゃいますが、何かと制約があったり、満足のいく仕上がりにならなかったりすることも考えられます。
そこで、リセールバリューの良い指輪を買っておくことで、サイズ直しではなく、一度指輪を売却して、新たに購入する資金に回される方も、実はひそかに増えてきています。
その他にも、デザインの流行り廃り、予期せぬ破損などのきっかけでご夫婦そろってお買い換えをご検討される方もいらっしゃいます。
リセールバリューで選ぶなら材質は何がいいの?
前半では、リセールバリューを求める理由についてご説明しました。では、具体的にリセールバリューにについて触れていきたいと思います。
上の表は、それぞれの材質で同じ大きさの指輪1本あたりの販売価格と、それをすぐに売却した場合の買取価格の表です。
※自社調べ ブランドやデザインによって販売価格は大きく変動します。
表を見て、まず気づくのは、ステンレスやチタンのリセールバリューが極めて低い点だと思います。
金やプラチナは、埋蔵量に限りがあり、またアクセサリーだけでなく、自動車の触媒や、スマートフォンの基盤など様々な使用用途があるため、素材そのものに高い需要があります。
一方、チタンやステンレスは、素材自体の希少価値がないため、再販時の価格は比較的低い傾向にあります。一見、安価でコストパフォーマンスに優れているように思われるかもしれませんが、実は先のことまで考えると、あまり高く売却できないのが実情です。
※チタンやステンレスのなかでもデザインが優れていたり、人気のブランドだったりする場合は、アクセサリーとして売却できる場合もあります。ただし、婚約指輪ですので、お名前や、記念日などの刻印がある場合は査定額が大幅減額となります。
金やプラチナ等の貴金属製品の場合、材質そのものに価値があるため、名前の刻印があったり、破損をしていたも査定額にさほど影響はありません。
さて、チタンやステンレスなどの非鉄金属アクセサリーは、リセールバリューが低いことがわかりました。それでは、換金率の高い金、プラチナの貴金属で比較した場合、どちらを選べばよいのでしょうか。
近く買い替えるるなら、金もプラチナも変わらない
先ほどの表の通り、買ってからすぐに売却をする場合は、金もプラチナも、さほど換金率に違いはありません。そのため、近く買い替える前提で購入されるなら色やデザインでお好きな方を選ぶとよいかと思います。
長期的にみると相場は変動する
次にご紹介すえるグラフは、ゴールド、プラチナの1gあたりの小売価格(税抜)の推移です。
金やプラチナなどの貴金属は、為替や情勢の影響を受けて相場(価値)が日々変動しています。
2012年、1gあたり1400円ほどだったゴールドですが、2022年には、7000円台後半に、2023年現在、9000円近くなっています。
つまり、10年前の6~7倍の価値になります。買ってすぐ売却すると、3~4万円ほどの指輪も、10年持っているだけで、20万円以上になるんです。
これから買う指輪が、10年後に何倍の価値になるかはわかりませんが、ゴールドの場合買った金額を上回る可能性も多いにあるということです。
プラチナも同様に、上昇傾向ですが、ゴールドに比べると上昇率が低く、10年前の約2倍ほどとなっています。
今後のリセールバリューを考えると、金の指輪にしておくと、高く売ることができるかもしれませんね。
※但し、過去には金、プラチナの市場価値が逆転したこともありました。我々鑑定士が、この先の相場を占うことはできませんので、あくまで一意見としてご参考にしていただければ幸いです。
ゴールドの指輪を購入したいけど、プラチナ(シルバー)カラーにこだわりたい場合
ここまでで、ゴールドの結婚指輪がおすすめとお伝えさせていただきました。
しかし、色味の点で、”銀色”にこだわりたい方も多いかと思います。
ご安心ください。
ホワイトゴールド(WG)といって、ベースとなる材質にゴールドを使いつつ、銀やパラジウムなどの割金を使用することで、白みの強い、プラチナに近いお色の素材もございます。ベースはゴールドですので、金相場の上昇に合わせて価格が上昇していきます。また、少し赤みを帯びた金色の、ピンクゴールド(PG)などもあります。そのほか、金とプラチナを組み合わせた、コンビといわれるものもございます。
最後に
いかがでしたか?
今回は、買取専門店の少し変わった目線から、結婚指輪の材質について掘り下げてみました。ですが、結婚指輪の選択はお金以上の価値がある大事な決断だと思います。
最終的には、デザインの面や、金属アレルギーの問題もあるかもしれません。また、金は柔らかく傷がつきやすいなどのデメリットもありますので、是非、色々吟味していただき、納得いくものをご購入いただければと思います。
結婚指輪をお探しの皆様、素敵な品物が見つけられるようお祈りしております。
当店では、金(ゴールド)、プラチナ、シルバーなどの貴金属製品を買取強化しております。サイズ直しに出す前に、今一度お手元のお品物、査定をしてみませんか?もしかしたらビックリする金額がつくかもしれません!
査定のみのお客様も大歓迎ですので、是非お気軽にご相談ください。