買取実績

本日は、ご遺品整理をされているお客様から、中判カメラの雄であるマミヤが送り出した、Mamiya7(マミヤ7)をお買取です。

亡くなられたお父様が大のカメラ好きだったということで、これまでもカメラの査定をさせていただいておりましたが、今回は桁違いの大物をお売りくださいました。

・マミヤ7の買取価格を知りたい

・マミヤ7の売却検討中

という方は、ぜひご覧ください。

マミヤ7について

マミヤ7は、現在は別会社に吸収されたマミヤというカメラメーカーが手掛けた、中判フィルム用のレンズ交換式レンジファインダー。

マミヤは、1980年代に会社更生手続を行う中で、35mmフィルムカメラ、これは「いわゆるフィルムカメラ用のフィルムサイズ」ですが、そのカメラ製造から撤退。

得意だった中判フィルムカメラの製造に注力することとなります。

そうして中判フィルムで人気が高い6×7判フィルムの傑作のひとつ、マミヤ7が1995年に登場しました。

28年前のカメラですが、現在でも、中古ボディが20万円以上、ジャンクボディでも15万円以上の価格で販売される人気カメラです。

中判フィルムとは、一般的な35mmフィルムに対して、撮影できる面積がかなり広く、高画質な撮影ができるフィルム。

構造の違いもありますが、カメラでの撮影の仕組みは一緒です。

マミヤ7は、中判フィルムの中でもポピュラーな6×7判のフィルムに対応しています。

さて、マミヤ7の大きな特徴は、その軽さ。中判カメラは納めるフィルムが大きいため、ボディも大きくなります。

同じ6×7判の、ペンタックスの「67」、通称バケペンというカメラは、ボディだけでの重さが1.8kg、レンズ装着時には2.5kgくらいとなります。

一方、このマミヤ7はボディだけなら1kg以下、レンズ装着時も1.7kgくらいと、レンズと合わせても同じフィルム仕様の別カメラより軽いのです！

シャッターチャンスを逃さないためには、軽量で持ち歩きやすいのは非常に大きなメリット。

レンズも軽量設計で、それが人気のヒミツのひとつなのです。

今回は標準レンズの80mmレンズが付属しており、これもマミヤ7のレンズとしては人気が高く、レンズ単品で10万円以上で販売されています。

マミヤ7は後継機のマミヤ7Ⅱというモデルもあり、そちらは中判フィルムカメラの最高傑作と名高く、さらに高価取引されています。

それでも、今回ご紹介のマミヤ7＋標準レンズでも中古品販売価格は30万円超ですから、中判カメラを使うことにおいては憧れるモデルです。

査定ポイントについて

では、マミヤ7の買取査定におけるチェックポイントをご紹介します。

①外観ダメージの有無

まずは、カメラ外観に目立った傷や汚れがないかチェックします。

汚れは、手垢などでどうしても避けられない部分もありますが、傷は重要ポイント。

傷がある=落下など衝撃が加わった、と言い換えられますので、傷があると内部ダメージも疑われますから、意外と重要です。

操作系統の機能が集まる右側に注目しますが、目立った傷はなく、丁寧な使用がうかがえます。

フィルム取り付け部も、傷・汚れともにほとんど見られず、非常に高評価でした！

外観による査定価格マイナスは、ほとんどありませんでした。

②レンズ周辺のダメージの有無

次に、今回はレンズも付属しますので、レンズとその取り付け部の状態も観察します。

ボディのレンズ取り付け部は、非常に綺麗です！

レンズの方も、とても綺麗に保たれており、今回はここでも減点はほとんどありませんでした。

レンズが写真の写りを決めますから、この状態も非常に大切。

今回のような高額カメラは、レンズ次第で、価格が数万円の差を生んでしまうこともありますので、レンズの手入れは大切ですね。

③動作確認

最後に、可能な範囲の動作チェックを行います。

このマミヤ7は、フィルムを入れないとシャッターを切ることができませんので、詳細な撮影テストはできません。

なので、通電可否を確認します。

電池が4LR44という、現在はなかなか入手しづらい対応ですが、当店にはストックがありますので、それを用いて電源を入れ、シャッターボタンを押してみました。

フィルムが入っていませんよ！という警告ランプがファインダー内に表示されましたので、通電はOKです。

今回は、通電OKとして、減点ナシといたしました。

まとめ

今回は、美品ですのでしっかり高価買取頑張りました。

あくまで撮影動作未確認ということで、20万円でのお買取となりましたが、お客様も下調べされていた中でのご期待価格になんとか沿う形となりました。

マミヤ7は、品のダメージによりボディだけなら5万円～15万円、標準レンズ付属で15万円～25万円ほどの価格での買取となってきます。

かなり幅がある書き方ですが、それだけ次のユーザー目線で考えたときに、品の状態が大切ということ。

ぜひ、ご遺品整理などで、ご自身が使わない大型フィルムカメラが見つかった際は、簡単にお掃除をしたうえで、リサイクルマートフィール浜松小豆餅店にお持ちください。

皆様のご相談、心よりお待ちしております！

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