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Star of the South (スターオブサウスアフリカ) 128.48カラット

Star of the South (スターオブサウスアフリカ) 128.48カラット

 
スターオブサウス
 
The Star of the South
 
南の星
 
1853年7月にブラジルの
 
エルドラード鉱山敷地内の
 
バガジェム川で発見された
 
ダイヤモンドです。
 
スターオブサウス(南の星)
 
ダイヤモンドは当時
 
世界最高の加工技術を持つと
 
されたオランダの
 
ロイヤルコスター社の
 
マスターカッター
 
ボーザンガーの手で
 
128.48カラットの
 
クッションミックス
 
カットにカットされました。
 
スターオブサウスは
 
窒素を含まない
 
超深度起源ダイヤモンドで
 
タイプIIa(クリッパー)で
 
ある事が報告されています。
 
カラーグレードは
 
Fancy light pinkish-brown
 
幻想的な淡いピンクがかった茶色
 
でクラリティはグレードVS2、
 
原石発見時は254.5カラット
 
50.90gの重さが有りました。
 
仕上がったスターオブサウスは
 
1862年のロンドンの展示会、
 
1867年にはパリで開催された
 
国際博覧会で展示され注目を
 
集め、インドのマハラジャに
 
11万ドルで売却される予定
 
でしたが交渉は上手く
 
行きませんでした。
 
しかしスターオブサウスが
 
交渉為に送られたインドの地で、
 
当時西インドのグジャラート
 
地方を支配していた
 
ガーイクワード家の王子が
 
8万ポンドで購入し
 
78.5カラットの
 
イングリッシュドレスデン
 
ダイヤモンドと一緒に
 
ネックレスに取り付け
 
王家の宝としました。
 
当時1,000万ドル相当の
 
ロイヤルコレクションの
 
一部とされましたが、
 
ある時競売に賭けられ
 
インドのマハラジャが
 
買い戻し個人所有となる、
 
最終的に2002年フランスの
 
宝石商カルティエが
 
買い戻しています。
 
スターオブサウスが
 
産出したブラジルの
 
バガジェム川は
 
エルドラードとして語られる
 
伝説のダイヤモンドと
 
金の鉱山の敷地内です。
 
エルドラードは黒ひげ
 
危機一髪の海賊
 
黒ひげが目指していた事
 
でも有名です。
 
スターオブサウスに
 
ついての有名な逸話が
 
残されています。
 
ブラジルの金鉱山で働く
 
工夫がトランプゲームを
 
しているのをある冒険家が
 
見つけました。
 
工夫たちは透明な石を
 
チップ代わりに
 
トランプゲームをしていたのです。
 
ダイヤモンド等の鉱物学に
 
明るかった冒険家は、
 
そのチップ代わりに
 
使われている石がダイヤモンド
 
スターオブサウスであると
 
見抜くと工夫に持ち掛けます。
 
「私をヨーロッパまで船で
 
送ってくれたら、その船を
 
あなたたちに差し上げます。
 
代わりに、トランプゲームに
 
使ているチップを
 
私にください。」と
 
チップに使っている石が
 
ダイヤモンド
 
スターオブサウスとは
 
知らない工夫は冒険家を
 
ヨーロッパまで送り届けると、
 
お宝を目指す旅に譲り受けた
 
船で向かったという逸話が有ります。
 
冒険家はその後スターオブサウス
 
ダイヤモンドを販売し巨万の富を
 
築くのです。当時金鉱山として
 
稼働していたブラジルの鉱山で
 
ダイヤモンドが産出したことは
 
大きな驚きだったのです。
 
金とダイヤモンドが
 
両方産出する、そんな夢の
 
ような場所から
 
スターオブサウス(南の星)は
 
産出したのです。