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【大判】万延大判金レプリカをお買取りさせて頂きました。

【大判】万延大判金レプリカをお買取りさせて頂きました。

【大判】とは、広義には16世紀以降日本において生産された延金(のしきん/のべきん:槌やローラーで

薄く広げた金塊)の内、楕円形で大型のものを大判と言います。小判が単に金と呼ばれるのに対し

【大判】は特に黄金と呼ばれ【大判金】(おおばんきん)とも言われています。

大判金は、一部の例外を除いて10両分の価値がありました。

小判1枚で1両なので、大判1枚で小判10枚分と同価値です。

過去の文献に1両あれば大工23人の日当が支払えたという記述があったそうです。

仮に、大工の日当を1万円程度と考えた場合、1両の小判1枚だけでも約23万円ということになります。

大判はその10倍ですから、その額なんとおよそ230万円です。

あまりにも高額な貨幣であるため、庶民では目にすることすら無いほどのものでした。

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【大判の種類】

無銘大板金:16世紀後半、規格化される以前の大判

天正大判金:天正16年~慶長17年

天正菱大判金:表に菱形の桐刻印があり、多くのものは埋め金により量目調整されています。

大仏大判:豊臣秀頼が京都方広寺大仏および大仏殿再建の為に造らせたと言われています。

慶長大判金:慶長期~延宝期

慶長笹書大判金:墨書きの花押が笹の葉の様な形に見え五代後藤徳乗の弟、長乗の書である。

        慶長大判金のうち最初期のタイプとも考えられています。

明暦大判:明暦の大火以降、焼損金銀にて江戸城内で製造されたとされています。

     品位が他の慶長大判より低いとされています。

元禄大判金:元禄8年~享保元年 裏面に「元」の字の極印(年紀銘刻印)があります。

享保大判金:享保10年~天保8年 1枚を7両2分とする公定価格が設定されました。

天保大判金:天保9年~万延元年 享保大判金とよく似ていますが品位が僅かに低い。

万延大判金:万延元年~文久2年 量目約112g。表面が「たがね打ち」のものと「のし目打ち」があります。

 

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大判金にはどれも極印が刻まれています。

この極印が足りないものは偽物の可能性が高いです。

また、表面には槌目やござ目と呼ばれる横線が入っています。

これは本来、浅くうっすらとした模様です。

槌目やござ目がくっきりと深くついているものは偽物でしょう。

次に、刻印ひとつひとつを拡大して確認します。

偽物は線の太さが一定であったり、線が足りなかったりします。

最後に、全体の質感も確認しておきましょう。

本物の大判は全体がマットな仕上がりになっています。

つるつるとした感触の大判はむしろ偽物の可能性が高いです。

【今回は万延大判金のレプリカ】

貴重なお品の可能性もございましたので、お客様ご了解のもと一旦お預かりし

X線検査、成分検査等行い本物なのかレプリカなのかお調べさせて頂きました。

検査の結果レプリカと判明。ですが8金の成分でしたので当日の金相場×重さにてお買取りさせて頂きました。

お買取りとなりましたが本物だとしたら

状態によりますが百万~数百万でのお買取りもありそうです。

ご自宅で眠っている【大判】【小判】があればご持参くださ下さい。

価値を知る為だけでも楽しいと思います!

 

リサイクルマート熊取店

〒590-0412

大阪府泉南郡熊取町紺屋1-9-13

TEL 072-453-8810

営業時間 10:00~19:00 定休日なし

 

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