買取実績
【買取実績】 明治金貨 旧一圓金貨 近代金貨をお買取りしました。
本日は、明治金貨 旧一圓金貨をお買取りしました。
金貨の買取価格についてもご紹介いたします。
買取価格お教えします。
※あくまで9月買取相場の一例で、状態や当日のご相場によって変動します。
お品物について
- 国 :日本 明治政府
- 年号:明治4年
- 品位:金900/銅100
- 質量:1.67
- 直径:13.51
一円金貨は、初回試作段階であった明治3年銘は表が龍の図柄でしたが、
極印が不明瞭であったため試作のみに終わり、
「一圓」の額面標記のみの図案に改められ明治4年(1871年)銘として鋳造され明治5年(1872年)に発行されました。
明治金貨は明治5年(1872年)11月、改正により小型化されました。
明治金貨について
まずどのような経緯で明治金貨は作られるようになったのか、その歴史を簡単にまとめてみましょう。
大政奉還によって長く続いた江戸時代が終わりを迎え、明治時代がスタートしました。
全く新しい国家体制を目指す明治政府は、新たな貨幣の鋳造にも着手。
その新たな貨幣の1つとして金貨は作られるようになりました。
明治4年には新貨条例が発布され、日本でも金本位制がスタート。
しかし世界的に銀が大量生産されていたことや、日本政府が十分な金を確保できなかった事情などから、
日本の金本位制は安定せず、なし崩し的に銀本位制に移ることになります。
金本位制へと立て直すため、明治30年には改めて貨幣法を公布。
明治30年よりも前に作られたものが「旧金貨」、それ以降に作られたものは「新金貨」と呼ばれ区分されています。
貨幣法ができる以前の明治時代には、いろいろな額面の明治金貨が作られていました。
明治4年の新貨条例によって、一圓金貨が原貨として定められ、圓(円)の金平価は1円=純金1.5グラムと決まります。
このルールに則って、純度90%の本位金貨である1、2、5、10、20円の5種類の金貨が発行されました。
実は1、2、5円金貨には、質量は変わらないものの直径が大きいものと小さいものの2種類が存在します。
これは鋳造機の違いが理由です。10円と20円には、このような種類はありません。
旧金貨と新金貨の違い!
明治30年よりも前に発行された金貨が「旧金貨」、それよりも後に発行された金貨が「新金貨」です。
この年に新たな貨幣法が施行され、新たな基準で新たな金貨が鋳造されることになりました。
しかし、作られる種類が減り、額面は5円、10円、20円の3種類のみとなったそうです。
というのもこの貨幣法では金評価が半減され、1圓=純金0.75グラムとなりました。
この基準で1圓金貨を作ったとしても、1グラムに満たない大きさになってしまうので見送られることいなったのです。
一圓金貨を除く旧金貨には、龍図がデザインされています。
もともとは欧州諸国の金貨に主君の肖像画がデザインされていることに倣い、日本でも天皇の肖像を刻むことが検討されました。
しかし、日本にはそもそも支配権の象徴として貨幣に肖像を刻む文化がなかったこと、
貴人に拝謁するための身分資格に厳格な伝統がある日本はかえって不敬になると考えられたため、天皇の肖像を刻むことは見送られました。
代わりに天子を表す龍図がデザインとして描かれるようになりました。
新金貨では、当時中国が龍がデザインされた硬貨を使っていた関係から、龍図から「日出国」の象徴である八稜鏡に変更されました。
貨幣局の内規によって表裏が決めらこれており、旧金貨は龍図がある方が表、新金貨は日章がある方が裏と決まられたとのことです。
明治3年と4年銘の硬貨は、図案が不明瞭なものが多いです。
当時様式硬貨の鋳造を始めたばかりで鋳造の質が悪かったことに起因します。
金貨は額面によって作られた数に違いがあります。
中でも「旧20円金貨」は発行枚数がかなり少ないです。
直径35ミリほどの大型金貨で価値も高く「近代貨幣の王様」とも呼ばれるほどプレミアムが付いています。
発行された年によっても価値が変わるのは、旧20円金貨でも同じです。
旧20円金貨が作られたのは目地3年、9年、10年、13年になります。
大量に作られた明治3年以外の銘柄は特に価値が高く、1枚数万円する希少な金貨となっております。
近代金貨の買取
近代金貨の買取で、大切なのはお店選びです。
確かに金貨は金そのものとして価値がありますが、単純に金買取業者に持って行っても「金相場×重量」の金額しかつきません。
つまり古銭としての価値が考慮されていないため、大きく損をしてしまう可能性があります。
古銭買取では、その硬貨が本物かどうか、価値はどの程度あるかなど鑑定する必要があります。
そのため、専門家が在籍しているお店を選ぶようにしましょう。
古銭というのは種類が多く、その鑑定は非常に難しく正しい価値を知るためには、やはり専門家の目と知識を頼るのが一番なんです。
当店では、金貨の価値をしっかりお調べして金としての価値よりも高いお値段お付けして金額をご提示いたします。
近代金貨種類
旧2圓金貨
発行年:1871年(明治4年)~1880年(明治13年)
重量:3.33g
品位:金900/銅100
旧2圓金貨から上の額面は、表記に天皇を表す龍が描かれているのが特徴です。
買取価格は10000円などになります
明治3年以外にも発行されましたがそれらは約300枚しか発行されていないなどでほとんど現存していません。
もしあれば1000万円を超えることもあるかもしれません、それぐらい希少ということです。
旧5圓金貨
発行年:1871年(明治4年)※明治3年、4年銘
重量:8.33g
品位:金900/銅100
表面の絵柄は龍、裏面は旭日と面の旗が描かれています。
こちらの旧5圓金貨ですが、ものによって買取価格が150000円前後とかなり高額になるものがあります。
旧10圓金貨
発行年:1871年(明治4年)~1880年(明治13年)
重量:16.66g
品位:金900/銅100
金工師加納夏雄の迫力ある龍の絵柄が印象的な金貨です。
直径3cmほどの大きなサイズです。
明治4年のタイプは187万枚発行され最も多く、買取価格は200000円になることもあります。
それ以外の発行年(例、明治9年、10年、13年)は徽章なのであまり出回っておりません。
もしあればかなりの高額の価値がつきます。ただ高額になる金貨にはレプリカや偽物が多いので注意が必要です。
発行枚数が少ないため高額での取引になると思われます。
旧20円金貨
発行年:1871年(明治4年)~1880年(明治13年)
重量:33.33g
品位:金900/銅100
直径3.5cmほどの大きな金貨です。
近代金貨の中で最も希少価値が高く、カタログ価格は600万円にもなります。
買取価格は、未使用(プルーフ状態)なら500万円、美品なら数十万円になると予想されます。
明治13年発行のタイプはさらに発行枚数少ないため、高額に取引になると思われます。
金貨を売る場合は・・・・!?
このような記念で発行された金貨ですが、専用のケースもしくは、ブリスターパックに収められて販売されています。
このパッキングには偽造を防ぐ役目があります。
中の金貨は、ブリスターパックから取り出すことなく、できるだけそのままの状態を保立たれたほうが後々不便がおこりません。
その一つの理由として、ブリスターパックに入っていることにより真贋をせずに済みます。
しかし、これはもちろんブリスターパック自体が本物であるときのみです。
ブリスターパックに入った金貨の重量を調べたときに、本物よりも軽い場合は、当然ですがそれは偽物であると言えます。
実は、ブリスターパックに入った状態の金貨の偽物も存在するようです。
ただし、ブリスターパック自体の重さも偽物と本物とでは違いがあるそうです。
また、本物のブリスターパックには日本造幣局特有のフォログラムや繊細なデザインが印刷されており、
金貨それぞれの番号も記載されていますので、よく見れば偽物との区別がつくようになっています。
重量を調べるのも真贋の1つの方法といますが、金融機関で両替や換金をなさる場合もこのブリスターパックは重要となります。
なのでブリスターパックの状態で保存しておくことをおススメ致します。
現行の金貨売却時のご注意
今回のような記念硬貨は、造幣局で発行されています。
あまり知られてはいませんが、造幣局で作られた硬貨は素材として加工したり溶かしたりすることが法律で禁止されています。
そのため、金属屋さん等に持ち込むと、お買取りして貰えなかったり、買取りが安くなってしまう場合がございます。
当店では、お売りいただいた金貨を、素材としてではなく、
金貨というコレクションアイテムとして買取・販売させていただきます。
そのため、貴金属として遜色のないお買取り金額で、時には貴金属相場以上の買取金額になる場合もございます。
最後に
この度は、貴重なお品物を当店にお持ち込みいただきありがとうございます。
銀行で金貨や記念貨幣の両替をお考えの方是非一度お持ちください。
ご自宅にある、記念硬貨・金貨・銀貨・古銭等々、銀行に持ち込む前に、当店で査定させてください!
想像以上の査定額で、驚かれるお客様も多くおられます。査定だけでも結構ですので、是非お気軽にご相談くださいませ!