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ヘマタイト(Hematite)

ヘマタイト(Hematite)

 
 
赤鉄鉱(せきてっこう)
 
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鉱物学データ
 
組成 Fe2O3
結晶系 六方晶系(三方晶系)
モース硬度 5~6.5
比重 4.95~5.26
 
 

目標、勝利へ導く石

 
 
1.ヘマタイトとは
 
 
ヘマタイトは酸化鉱物に
 
分類される鉱物です。
 
鉄の原料となることでも
 
有名で、宝石以外にも
 
ヘマタイトから
 
取り出された鉄が
 
工業利用されています。
 
ヘマタイトは常磁性体と
 
呼ばれる特性があり、
 
磁石の磁界の中に
 
入れておくと磁気を
 
帯び磁石にくっつく
 
ようになります。
 
市場に出回っている
 
常に磁気があるタイプの
 
ヘマタイトは、産出後に
 
人工的に磁力を加えて
 
いったものがほとんどです。
 
強い磁力が加えられた
 
ヘマタイトは、
 
バリウムフェライトと
 
呼ばれ、工業利用されています。
 
ヘマタイトの見た目は
 
ブラックシルバーの
 
色合いですが、粉末にすると
 
血のような赤い色が
 
見えるのです。
 
こうした特徴から、
 
ヘマタイトは古来血液に
 
対して、なんらかの
 
良い効果を持っていると
 
信じられていました。
 
また、2002年の
 
火星探査機の調査では、
 
ヘマタイトが豊富に存在
 
していることが判明しました。
 
つまり火星の赤色は、
 
ヘマタイトを含む酸化鉄に
 
起因しているのです。
 
 
2.ヘマタイトの歴史と言い伝え
 
 
ヘマタイトという
 
名前の由来はギリシャ語の
 
「haimatitis」という
 
言葉からきています。
 
意味は「血」で、
 
ヘマタイトをすりつぶして
 
粉状にしたものは、
 
真っ赤な色になるため、
 
見た目が血のようである
 
ところからそう言われるように
 
なりました。
 
古くから血液に対して
 
良い効果を持つと
 
信じられてきました。
 
古代ローマでは
 
止血効果が高いと
 
信じられていたようで、
 
戦場に赴く際に
 
この石を体にこすりつける事で
 
軍神マルスの加護が得られ、
 
怪我をしても生きて帰れると
 
信じられていました。
 
血液と関連深いのは、
 
おそらくこの石が
 
最も重要な鉄の鉱石である事、
 
主成分である鉄分が
 
何らかの影響を
 
与えているのだと思われます。
 
 
3.ヘマタイトに伝わる意味
 
 
ヘマタイトは
 
「勝利の御守り」や
 
「身代わりの石」として知られ、
 
パワーストーンとしての効果を
 
発揮していきます。
 
持ち主に勝利をもたらすべく、
 
過酷な現状や運命を逆転させ、
 
良い状況に変えていく力を
 
得られるでしょう。
 
勝利を目指していく過程で、
 
悪い自分の生命に
 
危険が近づいたときに、
 
身代わりとなって持ち主を
 
守ってくれます。
 
そしてギリシャ神話に登場する
 
軍神「マルス」を象徴する石
 
ともいわれ、これらの伝承から、
 
ヘマタイトは現代でも
 
健康や厄除けのお守りとしても
 
親しまれています。
 

ヘマタイトのカラー・種類

 
ヘマタイトは鏡面仕上げが
 
施されていますが、
 
表面は黒色や銀色をしています。
 

ヘマタイトの原産国

 
主な産地はブラジル、
 
オーストラリア、イギリス、
 
メキシコ、アメリカなどです。
 

取り扱い・お手入れについて

 
水や汗に弱いので
 
流水などで洗うのは避けてください。
 
身に付けた跡は柔らかい布で
 
優しく拭き取ってあげるように
 
してください。