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ブラッドストーン(Bloodstone)

ブラッドストーン(Bloodstone)

 
血石(けっせき)
 
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鉱物学データ
 
組成 SiO2
結晶系 六方晶系(潜晶質)
モース硬度 7
比重 2.58~2.91
 
 

魂を守る石

 
 
1.ブラッドストーンとは
 
 
ブラッドストーンは
 
「血石」という和名を持ち、
 
深緑に赤い斑点のある石です。
 
宝石名ではプラズマ濃緑玉髄と
 
呼ばれています。
 
鉱物としてはセルカドニーと
 
いう隠微晶質のクォーツ(石英)
 
の変種で、ジャスパーの一種です。
 
ジャスパーの中でも深緑や
 
青みがかった地色に赤い斑点の
 
ある物がブラッドストーンと
 
呼ばれます。
 
ブラッドストーンに見られる
 
赤い斑点は酸化鉄の影響です。
 
長い長い歴史があり、
 
護符石として世界各国で
 
重用されてきた天然石です。
 
神聖で奥深い石と言えます。
 
深緑をベースに赤い斑点のある
 
ブラッドストーンは
 
神聖な石として重用されてきた
 
歴史があります。
 
緑は大地のエネルギーや
 
芽生えの力を連想させます。
 
そして赤い斑点は邪悪な物を
 
寄せ付けない力を持っていると
 
言われてきました。
 
大地のエネルギーと
 
邪悪な物を寄せ付けない
 
カラーを持ち合わせた
 
ブラッドストーンは、
 
絶対的な力があると言われます。
 
 
2.ブラッドストーンの歴史と言い伝え
 
 
ブラッドストーンは、
 
5.000年前の
 
古代メソポタミアでは
 
血液を清め、血や腎臓と
 
深く関わりがあると
 
言われていました。
 
さらに中世ヨーロッパでは
 
ブラッドストーンを
 
粉末にして蜂蜜と混ぜ、
 
解毒薬や出血を抑えるために
 
使用してきたという言い伝えや、
 
鼻血を止める石としても
 
知られていました。
 
ブラッドストーンに
 
含まれている酸化鉄に
 
止血効果や、傷口を癒すと
 
いう効果があると
 
考えられていたためです。
 
この石には有名な伝承があり、
 
イエスがゴルゴダの丘で
 
磔にされた時、
 
ちょうど十字架の下にあった
 
石にイエスの血が
 
染込んで出来たと言われています。
 
そのため「聖なる石」と呼ばれ、
 
キリスト教会の聖像などを
 
飾る材料などとして広く
 
用いられていたようです。
 
また、絶対的に魔的なものを
 
寄せ付けない石とも
 
信じられていました。
 
別名を「ヘリオトロープ」
 
とも呼ばれ、かつてエジプトの
 
ヘリオポリスからこの石が
 
産出したことと、
 
ギリシア語のヘリオス:太陽
 
トロポス:向くがその名前の
 
由来となっているそうです。
 
 
3.ブラッドストーンに伝わる意味
 
 
ブラッドストーンは、
 
一般的に血液と非常に
 
深い関係があります。
 
止血に有効であったり、
 
腫れ物を癒す力が
 
あったりなど、
 
血液関係の病気全般に
 
対して良い影響を
 
持つとされています。
 
また、血液を元気にして
 
酸素の循環を良くする力も
 
あるため、この石を持つと
 
脳の働きが活性化し、
 
思考の明晰性を高めてくれます。
 
そして、生きることへの
 
前向きな欲求を高めてくれるので、
 
人生に対して喪失感を
 
持っていたり、生きることに
 
疲れたりしている人を
 
心身の両面からゆっくりと
 
力強くサポートしてくれます。
 

ブラッドストーンのカラー・種類

 
ブラッドストーンは、
 
深いグリーンカラーが
 
ベースになっています。
 
その中に「血」のように
 
見える赤い斑点が出ています。
 

ブラッドストーンの原産国

 
インド、オーストラリア、
 
アメリカなどから産出されます。
 

取り扱い・お手入れについて

 
水や日光にも強いです。
 
同様に紫外線での退色なども
 
心配ありません。
 
汚れが目立ってきた際には
 
水洗いなども良いですが、
 
しっかりと水分を拭き取って
 
自然乾燥してあげましょう。