新着情報
チャロアイト(Charoite)
チャロアイト(Charoite)
チャロ石(ちゃろせき)
鉱物学データ
組成 K(Ca,Na)2Si4O10(OH,F)・H2O
結晶系 単斜晶系(繊維状)
モース硬度 4.6~6
比重 2.5 ~ 2.6
克服の石
1.チャロアイトとは
チャロアイトは、ロシアの
イルクーツク工科大学の
鉱物学者ベロア女史に
よって発見され、1978年に
新しい鉱物として認定された、
歴史の浅い天然石です。
チャロアイトは
ロシアのサハ共和国
ムルン山塊でしか産出されない
希少な天然石です。
なんとこの石は
145万年~1億2500万年前に
生成されたと
推定されているのです。
その希少性と美しさ、
世界での人気のために
乱掘されていると言われ、
枯渇してしまうのも時間の
問題だと言われています。
産出時に内包物を
含んでいることが多く、
黒や茶色などが混ざり合って
しまうものが見られます。
紫色だけで彩られた
美しいマーブル模様を
持つチャロアイトは、
とても希少となっています。
またチャロアイトと
石英(クォーツ)が
バランス良く混ざり合い、
優しいパープルカラーと
なったものは
「エンジェルシリカ」と
いう名称で親しまれています。
2.チャロアイトの歴史と言い伝え
チャロアイトが
初めて発見されたのは、
同じくロシアのサハ共和国に
あるチャロ川でした。
そしてこの鉱物の持つ美しさに
魅了されたことから、
ロシア語で「魅惑」を意味する
「charo(チャロ)」と、
発見されたチャロ川から、
「チャロアイト」と
名づけられました。
鮮やかなパープルカラーの
中に見える、美しいマーブル模様は、
発見された当時から多くの人を
魅了する石だったようです。
宝石の中には、数千年単位で
歴史に名を残しているものも
ありますが、チャロアイトは
発見されたのが1949年と、
比較的新しい石です。
チャロアイトが世界で始めて
発見されたのは1949年でした。
しかし当時の発見者は
この鉱物を角閃石の一種と
思っていたようで、
当時は彫刻用などに
用いられていたようです。
それから時が過ぎた1978年、
ロシアの女性ベーラ・ロゴワという
鉱物学者の研究によって、
この石が新しい鉱物だと判明し、
晴れて「チャロアイト」として
認定されました。
3.タンザナイトに伝わる意味
チャロアイトは、
癒しのパワーと浄化作用のある
優れた天然石です。
就職や結婚など人生に
何度か訪れる転機に対して、
不安や恐怖を沈め、
身を守ってくれる護符のような
役割もあると言われています。
また、チャンスを逃さず
きちんと生かしてくれる
パワーもあるそうです。
しかしながら、
毎日怠けている人は
チャンスに気付きません。
その日に備えての努力や準備を
コツコツと進めている人は、
チャンスを見逃さず成果を
発揮することができるのです。
チャロアイトはそんな人達を
応援する石でもあり、
克服の石ともいわれます。
その他の石言葉は、
「癒し」「浄化」です。
チャロアイトは霊的な
パワーが強く持ち主を
守ってくれることから、
病や外的な危険を
排除してくれるとも
言われています。
チャロアイトのカラー・種類
チャロアイトは紫色が
ベースの石であり、
その中に白色や黒色、
茶色のマーブル模様が
見られます。
黒や茶色の面積が多かったり、
綺麗なマーブルになっていない
ものは評価が悪く、
紫色、白色、黒色が綺麗に
混ざり合ったマーブル状の
ものは上質とされています。
チャロアイトの原産国
現在、ロシアのサハ共和国にある
ムルン山塊でしか採掘されていません。
世界三大ヒーリングストーンの名を持ち、
各国での人気と採掘量の少なさから、
枯渇の恐れがあると言われています。
取り扱い・お手入れについて
チャロアイトは硬度が低い石です。
衝撃にも弱いのでぶつかったり、
擦れたりしないように
取り扱いに注意してください。
また水や汗にもあまり強いとは
言えませんので、流水などで
洗うのも良くありません。
定期的に柔らかい布で拭き取って、
綺麗に保ってあげるようにしましょう。