買取実績
【ロレックス】オイスターデイト プレシジョン 買取価格をご紹介します！
本日は、ヴィンテージなロレックスをお買取いたしました。
PRECISIONの文字が、その品質を語ってくれているようです。
買取価格と、査定のポイントをご紹介します。
・何十年も前に買ったロレックスの価格が気になる
・ロレックスを高く売るポイントを知りたい
という方は、ぜひご覧ください。
商品について
今回お買取の6694は、ロングセラーシリーズであるオイスターデイトの中でも、最も長く作られたモデル。
オイスターデイトは1950年代から1980年代後半まで製造されていましたが、この6694は1960年頃～1987年までの長くに渡って作られ、愛されてきました。
今回お買取の6694は1966年製で、実に57年前。
6694の歴史の中では、かなり早い段階で世に出た1本です。
お客様も過去オーバーホールに出されており、現在もしっかり動く頼もしい存在です。
経年によるビジュアルの変化も見られますが、それもまた味。
そんな6694の査定ポイントをご紹介していきます。
査定ポイント紹介
では、今回の6694のお買取にあたって確認したポイントをご紹介します。
①付属品の有無
ロレックスの査定において、最初にお客様がお持ちくださった品を確認します。
時計本体はもちろんですが、それに付属する箱(外箱・内箱)やギャランティカード(保証書)、ブレスの予備コマや説明書など、それぞれ有無により買取価格が変わります。
特に大切なのはギャランティカードとブレスのコマですが、今回はいずれも50年以上前の購入ということで紛失されており、付属はありませんでした。
仮にすべて揃っていたら、査定価格が3～5万円ほどはUPしていたと考えられるだけに、少々残念なポイント。
しかし、もちろん一番大切なのは時計本体ですので、次の項目以降でチェックします。
②時計外観の傷
次に、時計の外観の傷を見ていきます。
風防の傷や欠け・ヒビ、ケースの打痕(深い傷)などがないかチェックします。
細かい傷のレベルなら、研磨処理で目立ちにくくできますが、深い傷は修正がききませんので、査定価格のマイナスとなります。
ケースには、小傷が多数見られます。お客様がお父様から受け継いだという6694ですが、相棒として大切に使われてきたことがうかがえます。
打痕が見られなかったのはよかったですが、傷の範囲が広く、少々査定にはマイナスとなりました。
風防を見てみると、12時の位置に横向きに大きなひっかき傷が。
かなり深く入っており、位置から普段の使用には大きな支障はないかもしれませんが、ここは大きなマイナスポイントとなりました。
③文字盤や針・インデックスの経年変化
次に、風防の中、文字盤の経年変化を確認します。
文字盤の日焼けや針の腐食を確認します。
今回は、文字盤に日焼けはありましたが、均一に焼けておりましたので査定への影響はなしといたしました。
一方、針には腐食が見られましたので、その点で少々マイナスとなりました。
④ブレスの垂れ
そして、ブレスの垂れ具合を確認し、ブレスの金具の摩耗を確かめます。
今回は、相当に垂れてしまっていました。
2世代に渡って使用されてきたブレス、ロレックスならではの上部さから破損はしませんでしたが、やはり使用期間の長さから金具同士がこすれ合い、摩耗してしまいました。
着用感に大きく差が出ますので、ここは大きなマイナスポイントとなりました。
まとめ
今回は、販売価格相場と業者間流通価格を参照し、品の状態を考慮して150,000円でのお買取となりました。
ヴィンテージロレックスはどうしても減点方式のような査定になってしまいますが、その分美品は高額になる可能性も。
経年変化は、それも味として愛するユーザーもあり、変化の具合が1本1本異なるのもヴィンテージロレックスの楽しいところといえますね。
また、購入時の価格もロレックスとしては控えめですので、ロレックス入門にも良いかもしれません。
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