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カーネリアン(Carnelian)

カーネリアン(Carnelian)

 
 
紅玉髄(べにぎょくずい)
 
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分類 二酸化ケイ素
化学式 SiO2
モース硬度 7
屈折率 1.53-1.54
結晶系 三方晶系
比重 2.61
 

成功へ導く石

1.カーネリアンとは
 
 
カーネリアンと言えば、
 
特徴的な「赤色」です。
 
「紅玉髄(べにぎょくずい)」と言い、
 
玉髄とはカルセドニーのことです。
 
よく似た石で「サードオニキス」
 
という石がありますが、
 
こちらは「赤縞瑪瑙」と言い、瑪瑙(めのう)
 
アゲートの一種です。
 
カルセドニーとアゲートは
 
同様の鉱物でその違いは模様の有無です。
 
模様がなく均一に色が出ているものが
 
「カルセドニー」
 
縞模様が出ているものは
 
「アゲート」となります。
 
 
 
2.カーネリアンの歴史と言い伝え
 
 
カーネリアンはフランス皇帝「ナポレオン」
 
とのエピソードが有名です。
 

フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト
 
(ナポレオン一世)は、
 
数々の宝石を身に纏うほどの
 
「宝石愛好家」でした。
 
そのナポレオンが生涯で
 
最も大切にしていたとされているのが、
 
カーネリアン(紅玉髄)で
 
作られた印章だったそうです。
 
その印章は八角形をしており、
 
「アブラハムは神に身をゆだねる」と
 
刻まれていました。
 
当時、指導者にふさわしい石と
 
して知られており、身に付けると
 
勇敢になり聖なる言葉を刻むと
 
悪運から身を守るとされていたようです。
 
ナポレオンはこのカーネリアンの印章を
 
生涯にわたって大切にし、
 
その後も護符として
 
ナポレオンの後継者へと
 
引き継がれて行ったと伝えられています。
 
また、古代エジプトでは、
 
王族が身につける装飾品に、
 
ラピスラズリやトルコ石と
 
並んでカーネリアンが
 
用いられていました。
 
宗教とも深い関わりがあります。
 
キリスト教においては、
 
旧約聖書のエジプト記や、
 
ヨハネの黙示録に
 
カーネリアンの記述があります。
 
 
 
3.カーネリアンに伝わる意味
 
 
成功へと導くお守りとして
 
有名です。
 
鮮やかな赤色をしています。
 
この「赤」から連想するとおり、
 
カーネリアンは「勝利・成功」の
 
お守りとして人気です。
 
明るいエネルギーによって、
 
持ち主のモチベーションを
 
高めることで、目標へと向かう行動力を
 
高めてくれると言われています。
 
「目標達成」のお守りにピッタリです。

 

カラーバリエーション

 
赤色、褐色、橙色をしています。
 
中でも濃い赤色だけの場合は
 
レッドカーネリアン。
 
濃い色から薄い色まで、
 
赤色から橙色まで様々なものは
 
ミックスカーネリアンとも呼びます。

 

カーネリアンの原産国

 
主な産地はブラジル、インド、
 
ウルグアイ、アメリカなどです。
 
中でもインドは強い太陽光によって
 
鮮やかな赤色が作られます。

 

取り扱い・お手入れについて

 
カーネリアンは紫外線に弱い石です。
 
普段のお出掛けなどでは問題ありませんが、
 
長時間に渡って太陽光にさらされてしまう
 
場所での保管は避けましょう。