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オブシディアン(Obsidian)

オブシディアン(Obsidian)

 

黒曜石(こくようせき)

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分類 天然ガラス(火山ガラス)
化学式 SiO2, MgO, Fe3O4
モース硬度 5.0-5.5
屈折率 1.45-1.55
比重 2.35-2.60
 
 

未来を見通す石

オブシディアンは火山岩の一種です。
 
溶岩が急速に冷却されることで
 
オブシディアンが生成されます。
 
固い鉱物と言うよりはガラスに近い性質です。
 
色合いはブラック、グレー、ブラウンなど
 
ダークなカラーで、透明感が見られるもの
 
もあります。
 
オブシディアンの中で最も定番なものは、
 
黒色の地石に金色の輝きがある
 
ゴールデンオブシディアンです。
 
またオブシディアンのグループには、
 
ユニークな模様を持つものがあります。
 
黒色の地石にホワイトやグレーの
 
丸斑点模様を持つものは
 
「スノーフレークオブシディアン」、
 
クモの巣のような模様が見られるものは
 
「スパイダーウェブオブシディアン」などの
 
名称で親しまれています。
 
オブシディアンは古くからの生活の中で
 
用いられてきました。
 
この石には、特殊なパワーが
 
伝えられていたことは、
 
古代ギリシャのオルフェウスの
 
「リティカ」に記されています。
 
「松脂にこの石と他の二つのものを混ぜて
 
樋上に撒くと、未来を予言する力をもたらす」
 
古くから神秘的な石として知られ、
 
未来を見通す力があると信じられていました。
 
現在でも人気のパワーストーンとして
 
物事の本質や未来を見通す力があると伝えられ、
 
ビジネスなどでのお守りとしての
 
力が期待されています。
 
また、魔除け・厄除けのお守りとしても
 
親しまれています。
 
オブシディアンの歴史は、
 
前述のオルフェウスの「リティカ」以外にも、
 
プリニウスの有名な著書にも
 
オブシディアンに関する記述が残されています。
 
当時は「オブシアナ」と呼ばれていたようで、
 
エチオピアの「オブシウス」という人物が
 
発見したことからこの名称が与えられたようです。
 
博物誌が完成した西暦77年以前に
 
実在していた人物のようです。
 
当時、この石でよく宝石が
 
作られていたとも記されています。
 
さらに遡ると道具としても
 
使用されていたと伝えられます。
 
石を割ったときに鋭い形状から
 
武器へ加工されることが多かったようで、
 
刀や矢尻が多数見つかっています。
 

カラーバリエーション

 
ゴールデンオブシディアン
 
マホガニーオブシディアン
 
スノーフレークオブシディアン
 
スパイダーウェブオブシディアン
 
ミッドナイトレースオブシディアン
 
シルバーオブシディアンなど

 

オブシディアンの原産国

 
主な産地はブラジル、
 
メキシコ、アイスランドなどです。

 

取り扱い・お手入れについて

 
オブシディアンは紫外線や水に強い石です。
 
汚れが目立ってきた際には水洗い後、
 
水分を拭き取って自然乾燥で乾かしましょう。
 
ただし硬度があまり高くはないので、
 
ぶつかったり擦れたりなどの衝撃を
 
与えないように注意が必要です。