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ダイヤモンド鑑定書について
ダイヤモンドの鑑定書にいろんな種類があるのはご存じでしょうか?
鑑定機関について
世界的に権威のあるダイヤモンド鑑定書の発行機関は、GIA(Gemological Institute ofAmerica)と HRD(Hoge Raad voor Diamant)です。
日本国内では、AGT ジェムラボラトリー(GIA JAPAN)と中央宝石研究所(中宝研・CGL)が特に信頼度が高く代表的な鑑定機関です。
日本の鑑定機関は宝石鑑別団体協議会(AGL)によって統括されており、加盟している鑑定機関では、
共通のマスターストーンを使用してカラーグレーディングを行ったり、カットの評価に自動計測器を使用したりと、
統一された鑑定をするための取り組みを行っています。
AGL の評価基準も GIA のものを基に作成されています。
しかし、それぞれが独立した営利目的団体であるため、鑑定書の信頼性にはバラつきがあるのが現状です。
こうしたことを踏まえ、日本のダイヤモンド業界では GIA / AGT / CGL の3つの機関の鑑定を正確なものとし、売買しています。
業界ではこの3 社を A 鑑、3社以外の AGL 加盟機関をB鑑、それ以外をC鑑とランク付けして取引をしています。
※全国宝石学協会発行のものは2010年以降に鑑定・発行されたものはA鑑と同等の扱い。
鑑定書
鑑定書はその石の品質を評価したものです。基本的には4Cであるカラー、クラリティ、カット、カラットが表記され、その他、蛍光性や内包物のプロット等が記載されたものまで様々です。基本的にルースの状態で 0.1ct 以上のもののみ鑑定書が発行されます。
あなたが、製造者ならA鑑、B鑑、C鑑のどの鑑定機関に依頼しますか?
先程、ご説明したように、A鑑、B鑑、C鑑があるのは分かって頂けたと思います。A鑑が良いならジェムラボラトリーか中央宝石研究所にお願いするだけで良いですよね。
信頼ある鑑定機関の鑑定書がついていた方が、購入される方としても安心です。
日本にはかつて、GAAJ(全国宝石学協会)という鑑定機関がありました。
最も権威のある鑑定機関とも言われ、AGLの正会員でもあったのですが、2010年に倒産してしまいました。
組織的にダイヤの鑑定を甘くしていたという「かさ上げ鑑定疑惑」が出て、AGLを除名されるなどして信頼を失い、百貨店などからの鑑定依頼も無くなったためです。
日本の鑑定機関は営利企業なので、こういった疑惑がつきものなのは事実です。
鑑定を依頼する業者は、ダイヤに高いグレードをつけてもらったほうが儲かります。
鑑定会社の主な収入源は鑑定料です。少しでも甘い鑑定を付けた方が、たくさん依頼してもらうことができるのです。
商品を高く売るならC鑑に依頼する事も多いと言うことです。
全日本宝石研究所の鑑定書について
ココ山岡というブランドをご存知でしょうか?「ココ山岡のダイヤモンド」と言えば、TV番組の賞品としても有名でした。
有名というよりも、賞品と言えば「ココ山岡のダイヤモンドネックレス」というすり込みにも似た知名度がありました。
ココ山岡のダイヤモンド商品には、一部を除いて全日本宝石研究所という鑑定機関の鑑定書が付いています。
この全日本宝石研究所はココ山岡の子会社的な会社であったらしいのですが、鑑定内容が甘く一貫性が無かったと言われています。
全日本宝石研究所の発行していた鑑定書はどうも大きく分けて二種類あるようで、
特に古い鑑定書よりも新しい鑑定書は甘くグレーディングされていたと言われています
一般的な鑑定機関の場合、常にある一定の基準に沿ってグレーディングがされていますので
古い鑑定書の付いたダイヤモンドを新たにグレーディングしなおしても極端にグレードが変わると言う事はありません
(基準自体が厳しくなってきていますので、多少はグレードが変わる事もあります)。
しかし、全日本宝石研究所の発行していた鑑定書は同じグレードが記載された二つの商品があったとしても
、一方は一般的な鑑定機関に出しなおしてもそこまでグレードが下がらず、一方は大きく変わってしまう・・・という事があります。
本日買取させて頂いた、ダイヤモンドの鑑定書です。
全日本宝石研究所となりますので、おそらくココ山岡かと思われます。
私が確認した所、カラーはH→I。クラリティーはVS1→SI1のSI2寄り、カットはプラチナの枠があるので正確に判断が難しいですが、枠部分下に傷等が無い状態で、ぎりぎりGOODかなっと思いました。
基本的に鑑定書は地金から外した状態で作成します。上記の鑑定書の様に、地金が付いたままの鑑定書は良い鑑定書では無いです。
地金部分で、欠けや傷、インクルージョンを隠して鑑定書を作成している可能性が高いと思います。
今回のこちらのダイヤモンドは、何店舗も見積を回っての当店での見積もりでした。
他店の金額を聞いたら、かなり高め。
本当に目利きができ出来ていて、その金額出しているの?と疑ってしまいます。
鑑定書通り査定をすれば、全然もっと高く買取は可能です。
ダイヤモンドの見る目があるからこそ、正確な査定となって目利きの出来ない他店に負けてしまう。
そうはなりたく無いですね。
当店では、熟練の鑑定士がダイヤモンドの査定を致します。
現在、ダイヤモンドの相場がどんどん落ちております。
私の見解では、もう上がる見込みがないかと思います。
その理由は、また今度のブログで。
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