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JAL/ANAの株主優待券(2024年上期分)の買取価格が全国的に安いのは何故か?

皆様こんにちは♪
買取専門店KAUZOの鑑定士「S」です。

さて、現在「JAL」及び「ANA」の株主優待券の買取相場に異変が発生しております。

5月の下旬あたりから2024年上期分の優待券が各株主様に配送されておりますが、

全国的に買取相場が悲劇的な価格となっています!!

現在どれくらい安くなっているのか?

2024年6月3日現在の買取相場の全国平均は「500円~900円」程度です。

この買取価格は新型コロナウィルスの流行に伴う最初の「緊急事態宣言」が発令された時と同じくらいの水準です・・・

まさに「暴落」という言葉が当てはまるレベルの急激な相場下落と言えます。

一体、金券業界で何が起こっているのか?

あまりに急激な買取相場下落の理由を探るべく、当店では国内大手3社の金券問屋(法人向け換金業者)に問い合わせを敢行いたしました!

JAL/ANAの株主優待券暴落の理由について各社の説明を要約すると以下の通りです。

・抱えている在庫の売れ行きが全国的に芳しくない。
・ただでさえ在庫が余っているところに加え、2024年上期分の配当が開始され入荷数が異常に増加している。


つまり・・・
『全国的に販売枚数を上回る供給枚数となってしまっている状況であり、商売上急激な価格コントロールをするしかない。』

どうやらコレが買取価格暴落の真相の様です。

今売るべきか否か?

これから夏季休暇やお盆休暇の時期が到来すれば、全国的に需要も増加するでしょうから買取相場も回復する可能性はあります。

ただし、配当直後のスタートの買取価格がここまで悲惨な状況ですと、回復したとしてもたかが知れているのではないかと思われます。
全国的に在庫量が落ち着いてくるであろう8月以降まで売却を待ったとしても、その頃にはすぐに下期分の新券の配送が開始されます。

そうなれば今お手元にある株主優待券は「旧券扱い」となってしまい、買取価格は新券より1段階安い取扱いになってしまいます。

売却を検討されている皆様にとりましては本当に悩ましいところです・・・。

2024年度のJAL/ANA株主優待券についての結論

これまでのお話から、2024年度の「JAL/ANA株主優待券」の買取価格は今後もあまり期待は出来そうにありません。。。

無論、株や金取引と同じで「相場」というものに100%の確証はありません。

が、環境予見を見る限りは昨年度水準の買取価格まで回復する見込みはかなり薄いのではないかと推測されます。

以上、JAL/ANA株主優待券の買取において発生している異変についてお話させていただきました。

『売るか売らないかは・・・あなた次第です!(笑』